Scribble at 2022-02-03 18:18:37 Last modified: 2022-02-03 18:24:16

もういまでは毎日新聞ですら「コロナは風邪」というキャンペーンを始めているようだが、だから何なのかという話をちゃんとできていないのが、この手の左翼の皮を被ったヘタレ新自由主義者や安物リバタリアンの特徴だ。重症化リスクが低い若者を放っておいてもいいと口で言うのは簡単だ。それこそ毎日新聞の取材で語るていどには簡単なことだが、では重症化リスクが高い人たちへの感染を抑えるにはどうすればいいと考えているのか。まさか若者の大半は高齢者や病人と無関係に生活しているとでも思っているのか。

この手の話は、リスクの低い人も含めてどのように接触する機会をコントロールするかという、実のところ非常に難しい課題である。そして、今回の新型コロナウイルス感染症の流行において、ようやく全国で多くの事業者を巻き込んでコントロールする施策が稼働したというのが実情だろう。簡単に言えば、これまで風邪やインフルエンザではリスクが放置されてきたのを、やっと今回はまともな規模で行政が取り組むようになったということなのだ。風邪やインフルエンザと同等の扱いに「戻す」ということは、従来の杜撰な公衆衛生政策、つまりは彼ら左翼が顔を真っ赤にして糾弾してきた「自己責任論」の世界へ引き戻すということだろう。結局、この手の口先左翼というのは(おそらく産経のような口先右翼も同じことだが)結論さえ同じなら理屈がなんでもいいのだ。国に強いられた束縛からの自由というスローガンのためなら、リバタリアンや新自由主義者の理屈でも活用するというわけである。

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