Scribble at 2021-09-17 11:24:05 Last modified: 2021-09-18 07:49:10

IME ステータスという IME の On/Off を常に表示してくれるツールを使い始めて、暫く経過した。使い勝手は良好だが、幾つか問題もある。

まず最初に、こういうものがなくてはいけないと力説していた割に殆ど見ていないことが分かった。依然として、おもむろにテキスト・エリアや入力ボックスに「えゔぇry」("every" とタイプしてる)と打ち込んでは「くそっ」と思ってるのだから、自分でも愚鈍で欠陥だらけの生物個体だと思う。いま手元にゲイツの『思考スピードの経営』が到着したのだけれど(例によってビジネス本を読み続けている)、思考スピードの生活とか、思考スピードの行動と言い換えても同じように成り立つ話として、これは経営や生活や行動を〈思考する速さに合わせる〉というよりも、寧ろ逆に行動を起こすのに〈間に合う思考〉ということでもありうる。なんにしても、行動も思考もわれわれが〈やっていること〉には違いないわけであって、どちらが本質的に重要だとか速いなどという議論には、実は大して意味がない。行動も思考も、未熟なままでは反射的で愚かでありうるからだ。スピードを上げられるとしても、未熟な思考をグルグル回したところで空回りだし、未熟な行動は場合によっては死につながる。とは言うものの、この状況だと IME ステータスという新しいツールを(少なくとも自宅のメイン・マシンでは)使い始めているのだから、それがあることを前提にしたテキストの入力習慣を作らなくてはいけない。IME ステータスの状況を確認するという手間は一つ増えるが、それをやることでこれまでの失敗がなくなるのだ。

ということで、IME ステータスの状況を見るという手間を積極的にとる必要があるなら、その表示場所は重要だ。しかし、使ってみて分かったこととして、アイコン(ステータス)の表示場所は「近接」が良いと判断した。テキストを入力する欄(「フォーカスする項目」)に表示するほうが〈合理的〉に思えるが、実はこれをやると、たとえば Orchis のようなプログラム・ランチャーにも IME ステータスが表示されてしまい、そして IME ステータスのアイコンがランチャーのメニュー項目よりもレイヤーとして上の層にあるからか、クリックしても反応しなくなるのである。殆どのアプリケーションのメニューに出てしまうため、これは使い勝手が悪い。かといって、他の表示方法は全てスクリーンやウィンドウの一定の場所に固定して表示する方法であって、これは目を特定の場所にいちいち動かさなくてはならず、非常に不合理である。場所が固定されていて見失わないというメリットでは、とてもペイしない無駄だ。

[追記:2021-09-18] 急いでタイプしたからか、誤記が少なくとも3つもあった。

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