Scribble at 2020-12-27 21:18:34 Last modified: 2020-12-28 12:48:00

今年は年末まで実施している某キャンペーンのサイト運営があるため、日付が替わって元旦となった際に一定の作業を行う予定であるため、実家で過ごす予定ではあるものの、ひとまず Macbook Pro と業務用のモバイル・ルータを持って行って、チャットでの様子をモニタリングすることにしている。本来は、既に案件のプロジェクトではオブザーバとなっており、コンテンツの運用については委託先にバトン・タッチしているのだが、サーバの運用は続けているという事情もあって、ひとまず付き合うことにした。

また来年も、発注元が大企業なり上場企業ばかりなので、それなりに規模の大きな案件が控えている。そろそろ開発作業の社内基準でも作ろうかと思っていたのだけれど、そういうノウハウを継承する人材がいないし、恐らく採用もしないだろう。というか、プログラマやコーダの採用に同席させてもらったことが一度もない(システム部長と取締役を兼任していた頃でもそうだった)ので、どのみち学部レベルの数学も学んでおらず、せいぜい専門学校で愚にもつかないゲームを Java で書いたていどの、クズみたいなのしか採用されないに決まっている。そんなものの教育を任されるくらいなら、独りで広告代理店案件のサーバ構築やシステム開発を続けることにはなるが、自分だけでやるほうが成果としては確実に良いものを作り出せる。

使えない道具を渡されることほど厄介なものはない。もちろん、僕らのように「弘法」のレベルの人材は道具を選り好みしないわけだが、生産性が落ちるのは事実だ。実際、社内でも何度か話題になってきたように、新卒というのは独りで育ったりはしないので、育成できる余力や能力や時間が社内になければ、形式的な研修などやっても〈当社の社員〉として満足に育たないし、そもそも企業人としてまともなレベルに到達しないのである。会社に入ってすぐに手際よく要領を押さえて身につけていく人間なんて、それができることを自覚しているような人物であればなおさら、平凡な待遇や年収の会社にわざわざ入社するわけがない。そんなのは、僕がたまたまデザイナー志望で求職した際に、デザイナーとしてはともかく、システム担当に鞍替えできたからこそ入社したように、ただの偶然なのだ。

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