Scribble at 2024-03-04 09:06:57 Last modified: 2024-03-04 09:08:04

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最近は観光案内のようなことも多くなりました。だれもが知ってるところの、だれも気付かなかった歴史・文化や地形の話が面白いのに、タモリさんもあまり関心がないような土地を連れまわされて、無理やりそこの沿革を聞かされるというのが目立ちます」(テレビ番組批評家)

誰も言わないけど…「ブラタモリ」終了の本当の理由は「面白くなくなったから」 質の低下は民放の旅番組みたい

これはね。僕もよく分かる。実際に、僕もこういう印象をもっているからだ。いっときは Twitter で地球科学のプロパーから「地学系の神番組」と絶賛されていたようだけど、その「プロパーが絶賛しています」という状況そのものが SNS でのマーケティングだった可能性もあるわけだよ。

そもそも、あのていどのバラエティ番組を本気でアウトリーチの有効な手立てだと思ってる学術研究者がいるのかね。『NHKスペシャル』レベルの番組ですら、最近は大学院も出てないような連中の制作会社に丸投げしてるっていうのに(学部の「専門」課程というのは、残念ながら或る分野の専門的な知見をもっているとかプロとしての訓練を受けたという証明にはならない。海外でも同じだが、やはり最低でも修士、できれば博士号がないと自主的な取捨選択をする知識や経験が不足していて、たとえ莫大な予算を使って CG の解説動画を作ったり中国の奥地へ取材旅行しようと、しょせんは素人の自由研究に終わる)。

それから、「タモリも番組の質が落ちてきていることに気づいていて、『そろそろ終わりにしましょうか』と言い出したのかもしれない。さすがだね」そして、この「さすがだね」という情けない一言が示しているように、あのていどの蘊蓄を語る人物にしかいつまでも視聴率を頼るしかないという番組制作の貧弱さも、このライターには自覚がないようだが、同じようなタレントが出続けて同じようなパフォーマンスを繰り返すという理由になっていることに気づかないといけない。

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