Scribble at 2021-09-29 17:15:28 Last modified: 2021-09-29 17:21:35

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povo

本日から受付が始まった、au/KDDI の "povo 2.0" というオンライン契約専用のプランがある。サイトは朝から大変な込み具合で、スマートフォンでアクセスすると問題ないが、パソコンのブラウザでアクセスするとコンテンツが全く表示されない。ということで、スマートフォンで取得したスクリーン・ショットだけでご紹介しておく。どのみち、このプランは利用しないと決めたので、もうどうでもいいのだ。

利用しないと決めた、いちばん大きな理由は、このプランは au の電話料金として支払いができず、クレジット・カードでの支払いという別立ての手続きが必要とされていることだ。povo というサービスは、要するに通信オプション(トッピング)を必要に応じて購入するという仕組みなので、au のユーザでなくても SIM カードと一緒に povo を契約してサービスが使える。逆に言えば KDDI が提供するサービスではあっても au とは関係がなくなるので、電話料金としての支払いができなくなってしまうらしい。そして、同じ理由で au のユーザとして継続してきた年数がリセットされてしまい、それに応じた利点(まぁ大してないのだが)もなくなってしまう。

そして、説明では au で利用してきたサービスも継続して使えるとのことだが、支払いが au ではなくクレジット・カードだけになるということは、au の電話料金として請求されるわけではなくなるので、これまで使ってきたアマゾンの au かんたん決済(請求は電話料金と一括してきた)なども継続して使えるかどうか、何の保証もなくなる。正直、au かんたん決済で電話料金と一緒に払えているからアマゾンでも気軽に買い物ができている。これが、コンビニエンス・ストアの端末で先払いするという原始人みたいな実務に戻るのは困るので、そのリスクがある契約変更はできない。なんしか、この povo に au から変更することで起きる変化がぜんぜん見えてこないので、基本料金だの自由なトッピングだのという安易なフレーズだけで契約は変えられない。

それに、そもそも povo はスマートフォンの利用料金が高いという声を受けて総務省がキャリア各社に要請した結果として出てきたサービスなので、はっきり言って au も docomo もソフトバンクも嫌々やっているに決まっている。したがって、廉価版のサービスを出したという既成事実で総務省に仁義を切るまではいいが、その実は不安な点が多かったり、まともに使おうとすれば色々とサービスを組み合わせて料金がさほど変わらなくなるような実態で、契約に二の足を踏む人を増やそうとするに決まっている。このサービスを自主的に展開するインセンティブがキャリア側にないと思える以上、まともなものであるはずがない。

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