Scribble at 2018-09-20 14:10:38 Last modified: 2022-09-28 11:57:37
ふるさと回帰支援センター利用者の年齢構成は、2008年には50代が27.9％、60代が35.1％と圧倒的に中高年が多かった。だが2017年では20代が21.4％、30代が28.9％と若年層と高齢者が完全に入れ替わっている。
この説明だけでは入れ替わってるかどうかが分からないよ。 Don't compare apple with orange.
あと、「根本理由」なんてペダンティック（しかも、日本語話者としては違和感がある）なことを言ってるけど、要するにいきなり田舎に行っても人付き合いが難しいってだけの話しかしてない。こんなこと、何十年も前からたくさんの人が言ってることであって、この人がそれらの夥しい先行文献を全く読んでないだけだ。不勉強にもほどがある。恥を知れ。
なお、「根本理由」などという奇妙な言葉遣いが標準的ではないという根拠の一つとして、検索結果の数を上げておく。
「根本的な理由」2,370,000 results
「根本的理由」1,190,000 results
「根本理由」 164,000 results
単純な比較だが、「根本」という言葉を単独で使う用例は殆どないし、「根本的」という表現を「な」とか「に」を補って形容動詞として使うならともかく、そうでない場合は非常に堅苦しく他人を突き放すような印象を与えるので、学術的な文書や行政文書などを除いては避けられる傾向があるし、そもそも学術研究者としての素養があれば「根本的」などという言葉を安易に使えないことくらい承知のはずである。つまるところ、このような言葉を乱雑に使う動機は殆どがハッタリでしかない。