Scribble at 2022-04-20 15:35:36 Last modified: 2022-04-20 15:40:56

Windows 11 にして、やはり困るのがタスクバーを動かせないことだ。そしてこれが困るのは、単に動かせないということだけにあるのではなく、Microsoft Edge のウィンドウが開くたびに下へズレていくという現象が起きるからでもある。特に、僕は仕事用とプライベート用で二つのプロファイルを使い分けて Edge のインスタンスを異なるセッションとして起動するという使い方をしているので、Edge を起動するたびに新しいセッションのウィンドウが既存のウィンドウから右下へズレるように開くという挙動を繰り返し、そして全てのウィンドウを閉じた後でも最後に開いたウィンドウを位置を覚えていて、新しいウィンドウを常にそこから右下へ開こうとするため、いつもウィンドウを開くたびに位置を左上へ戻してやらないといけなくなる。タスクバーが底部に固定されると、ウィンドウの下端がすぐに隠れてしまうので、ウェブ・ページを表示したときに一覧性を欠いていたり、あるいは下が隠れているんじゃないかと疑心暗鬼になってしまう。

そして、この問題は５年も前から公式のフォーラムで何度も話題となっているにも関わらず、マイクロソフトは全く修正しようとしないし、問題を正式に「認識」すらしていないという。要するに、他のタスクに比べたら些細で取り合う必要もないことであるらしい。よって、MOUS のような資格をもつ人々すらフォーラムでは答えておらず、的外れでばかげた「回答」を進んで書く暇人や無能な人間の愚かな回答が放置されるだけで、検索して見つけた人たちをさらに混乱させている。

https://windowsreport.com/edge-window-position-windows-10/

たとえば、以前も紹介したと思うが、上記のようなページで紹介されている対策は、どれもこれも僕らのような技術者という立場だけではなく、一般のユーザとしても「クソ」としか言いようがない対策だ。これはれっきとしたバグなのであって、Alt + F4 でウィンドウを閉じるだの、デスクトップのショートカットだけから起動するだの、右クリックで閉じるだの、なんでエンド・ユーザが特定のアクションを強要されないといけないのか。こんな「対策」を喜んでいるような人々というのは、Windows が終了できないときに「自分のケツで電源ボタンを押せ」と言われたらケツで押すような連中なのだろう。