2018年07月17日に初出の投稿

Last modified: 2018-07-17

いずれにしても、私たちは地球周回衛星だけにとどまることのない、宇宙政策と規制に対する先見的なアプローチを取ることが、強く求められている。もしこの先政府が、広範な商業活動に拡大可能な、包括的宇宙政策の必要性を無視し続けていた場合には、法的に致命的な、市民、商業、あるいは国際的な紛争が宇宙で起きるのは時間の問題だ。

宇宙技術の進歩に追いつけない宇宙法が、イノベーションを殺そうとしている

主旨は理解できる。実際、既に宇宙の利用に関する国際条約や各国での管理体制は古すぎたり非効率に陥っているのだろう。したがって、利害関係者によるプロパガンダという点を差し引いても、現行の体制は見直す必要があるのは当然だ。

ただ、いつもこの手のエッセイがもつ弱点というのは、規制に対抗する理屈が「イノベーション」という空語しかない言語表現の未熟さと、想定できる範囲で提示できる効用すら実はないんじゃないかという疑いに答える実績がないということだ。もちろん、宇宙での実績がない人々に宇宙での実績を要件として求めるのは無理というものだが、少なくとも地上で可能な実績というものは求められてもよい。そもそも VC から金をふんだくるのであれ、クラウドなんとかで集金するのであれ、何らかの実績なくして数式とか Mathematica のグラフだけ見せられて何億円も投資する人は、そういまい。

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