Scribble at 2023-10-05 14:34:14 Last modified: 2023-10-05 14:37:42

某県の史跡を世界遺産に登録しようというキャンペーンで公開しているサイトがあって、いま SAKURA のクラウドでサーバを運用しているのだが、そろそろ WordPress が古いという警告が管理画面で出てくるそうな。コンテンツについては全く関知していないので、WordPress のバージョンは知らないが、もしサイトを公開したときからアップデートしていなければ、そら2年以上は経過しているのだから古くもなろう。

ということで、セキュリティ対策の手順としては、WordPress のバージョン・アップが目的となる(もちろん、これはセキュリティ対策のためだ。警告画面を消すことが目的なのではない)。だが、そのためには PHP が 7.4 であるため、これも 8.2 にする必要がある。しかし、PHP 8.2 とするには、OS である KUSANAGI のバージョンも8から9にする必要があって、これはイメージの入れ替えとなるため、サイトを数日は停止するか、あるいは代替のインスタンスを作って数日は並行して運用し、DNS の A レコードを切り替えるくらいしか方法がない。ただ、地方公共団体にそんな予算はなく、そもそも KUSANAGI のバージョンを変更するような数日間の工数(僕の単価から計算すると、24万円ほどになる)も予算としては難しい。

ということで、最低限の措置として KUSANAGI は8のまま、PHP を可能な限り新しくして対応する予定だ。これなら PHP のアップデートだけだから、大きな問題がなければターミナルで KUSANAGI の専用コマンドを叩くだけで終わる。

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