Scribble at 2020-11-19 22:17:30 Last modified: unmodified
些細なことのようだが、こういうことの繰り返しで「理系」とか「文系」とかいう区別が《自然な区別》であるかのような錯覚を学者に引き起こすのだろう。学者とは言っても、思想のレベルでは未熟な人間ばかりなので、他人よりも少し足し算引き算ができるていどの人間に刷り込みを繰り返せば、幾らでも愚かな判断を集団で下すものだ。それは、かつて(あまり尊敬はしていないが)西部邁氏が述べたとおり、とりわけ全共闘・全学連時代のどさくさで二束三文の修論を出すだけで人文・社会系の大学教員になったような人々の知的偏狭さは酷いものだったようだ。