Scribble at 2024-06-13 16:04:46 Last modified: 2024-06-13 17:08:31

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サーティワンのアイスと言えば、僕が中学生の頃というから40年ほど前に、あべのアポロの地下にあった店舗(現在はあべのキューズモールに移転した)で、何かの罰ゲームとして「リコリス」というフレーバーを・・・逆に美味しくいただいた記憶がある。あれは、まさしくデカい正露丸を食ってるような印象を受けたのだけど、あいにくというか幸運にも僕は薬屋の息子として正露丸や大正漢方胃腸薬などの味が大好きだったので、罰ゲームでもなんでもなく、なんならおかわりを買おうかみたいなノリで友人を困惑させたわけである。

あれから半世紀近くが過ぎて、いまでも各地で営業していて事業継続できているというのは、こういう業界では賞賛に値することだと思う。やれバナナ・ジュースだのタピオカだのと、素人が暇潰しに始めたり、あるいは無能な上場企業のエンジニアが長野県に引っ込んで始めたパン屋だ焼き芋屋だメロン・ジュースの店だと、計画性もなければ、本当のところ商品としての魅力もない、田舎者を相手にした素人飲食なんてものと比べたら、よほどしっかりしている。だって、さっき久しぶりに値段を確かめてみると、これハーゲンダッツよりも割高じゃないのかな。犬のキンタマくらいの大きさで420円とか、これもう東京の左翼パワーカップルとか、カツアゲ女子高生とか、結婚詐欺で食ってるホストくらいしか買えないんじゃないかという価格設定になってるよな。それは冗談としても、おいそれと買えるものではなくなっている。それでも多くの人が買うのだから、これはブランド力が強くないと成立しない話でもあり、そしてそれに加えて品質が長年にわたって維持されていないと成立しない話だろう。

でも、今回はなにやら割安なキャンペーンを始めたということで、すぐに品切れとなってしまっていったんはキャンペーンを終了したようだが、先日から再開したという。ということで、せっかくのチャンスだから近くの店舗で注文しておこうと思って、さきほど専用のアプリケーションまで入れたのだが・・・これアプリケーションで予約できないじゃん。予約するときは、けっきょくブラウザでサーティワンのサイトへアクセスしないといけないわけだから、これアプリケーションを持ってる意味ないな。ポイントって言われても、そんな年に1回も買うかどうかって商品にポイントも何もない。ということで、さきほどアプリケーションは削除した。

ただ、問題はそれだけではなかった。うちの近所にある全ての店舗で、なんと「よくばりフェス」は扱っていない。「取り扱っていない」と表示されているならまだマシな方だ。ところによっては、店舗情報に全ての曜日で「休業」などと出てしまう店舗すらある。これでは、予約どころではなく、店舗を閉鎖したのかと勘違いしてしまう。なんにせよ、大阪市内で他に扱っているのは本町や天満といった遠い場所だけとなるので、週末にかけて行く予定なのだが、「よくばりフェス」の商品は諦めて、通常の仕様でカップに入れたアイスを買うことにしている。

このキャンペーンって、調べてみたら、対応してる店舗が最初からかなり少ないようだけど、「買えない」とか SNS で騒いでもらって、炎上マーケティングとかパブ(=パブリシティ、話題作り)が狙いなら、相当に巧妙だとは思うけれど、考えようによっては逆効果な感じもする。だって、たとえば本町でキャンペーンやってるからといって本町の店に行くわけねーし。ということは、自宅の近くにあるキャンペーンに対応してない店舗は本部からカス扱いの支店ってことになるので、そんな店でアイスを買う気になるかって話なんだよね。また別のキャンペーンでも、この店舗は再び外されるんだろ? って思ったら、もうそもそもサーティワンのキャンペーンなんて最初から期待も信用もしなくなるわけだよ。いっときのパブ狙いのマーケティングで、逆にブランドを低下させているリスクがあるわけで、こういう事例を見ても、目先のことしか考えていない、つまり「広告」という意味でしかマーケティングを捉えていないマーケティング担当者がいかに会社のブランドを低下させるかっていう、いい事例だと思うんだよね。

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