Scribble at 2023-02-07 16:06:11 Last modified: 2023-02-08 00:24:23

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最近になって5ちゃんねるの髭剃りに関する板を眺めているのだが、例によって replaceable blade straight razor を "shavette" と呼んでいて、ご丁寧に「今は海外では替刃式ストレートカミソリ全般を『Shavette』と呼びます」なんて書いてる。でも、彼らが好んで話題にしている、たとえば MD Barber という理容室向けの通販サイトで検索しても、"shavette" なんて言葉は全く使われていない。これは、大手になればなるほど、DOVO Solingen の商標を使うとまずいと知ってるからだ。イタリアの Vanta 社のサイトでも全く使われていない。

つまり、通販サイトで "shavette" という言葉を DOVO の商品以外に使ってるのは、DOVO Solingen との取引や利害関係が殆どない独立の事業者とか、アマゾンなどで並行輸入してる転売業者のようなゲリラだけだと思った方がいい。僕の印象では英語圏のサイトに多いのだが、これは前にも書いたように DOVO がアメリカで商標を登録出願したあとで取り下げてしまっている(602 - ABANDONED - FAILURE TO RESPOND OR LATE RESPONSE)事情にあるのだろう。

GORO さんも "shavette" と呼んでるけど、あの人も割と特定の業者(Parker)とか通販サイトしか見てない印象があるので、そう妄信するのもどうかと思う。ちなみに、Parker のサイトで "shavette" という言葉を使ってるのは、あれは SEO 目的でわざとキーワードとして散らばしてるだけだろう。カテゴリー名や商品名としては、あくまでも "Barber Razor" と書いてるからだ。とは言え、ああしたイージーな書き方で "shavette" と言ってるのは不興を買ってるはずで、実際に DOVO の動画でも "copycat" と呼ばれている。

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