Scribble at 2024-09-28 11:23:19 Last modified: unmodified

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CNN and USA Today Have Fake Websites, I Believe Forbes Marketplace Runs Them

Forbes Marketplace という会社があるんだけど、Forbes という経済系の大手メディアとは独立した SEO 会社だという。そして、逆に Forbes を買収するくらいの勢いで成長しているようだ。でも、その裏で何があるのかという話を上の記事では紹介していて、CNN や USA Today の編集者(これはたぶん両方のサイトが WordPress で運営されているので、WordPress のアカウント種別である「編集者(editor)」という意味かもしれない)が Forbes Marketplace のドメインを使っているという。この「ドメインを使っている」という意味がはっきりしないのだが、Forbes Marketplace のドメインを使ったメール・アドレスで WordPress editor のユーザ・アカウントを作っているという意味なのか、それともソース・コードに Forbes Marketplace からコンテンツを読み込む JavaScript が仕込まれているのか、色々な解釈ができる。

いずれにしても、僕には何か重大な問題であるようには思えないんだよね。最初は、React とかで CNN や USA Today のページに見えないコンテンツを埋め込まれているという話かと思ったのだが、そういうことでもないらしい。ただ、これもよくあることで、実際にウェブ・ページを HTML ファイルとしてダウンロードしてみたら分かるが、最近は画像が大して多くなくても 30 MB にもなるサイトがたくさんある。つまり、最近のウェブサイトの多くは、SPA の集合体みたいになっていて、個々のウェブ・ページに JavaScript のソース・コード全体がインラインで記述されていたり、SVG のテキストとして画像がエンコードされて埋め込まれていたりする。かつて Google が推奨した "AMP" というクズ規格の影響で、CMS としてインラインにコンテンツを一括して出力してしまうという手法が導入されたままになっているサイトもあるからだ。

また、CI ツールが導入されるようになったことで、「共通の CSS ファイルや JavaScript コードを読み込む」という手法をとらなくても、個々のページを独立して編集すればいいだけになり、個別のページをクラウド・ワーカーなどに分散して扱わせるような案件では大規模に普及したという事情もある。かつては、共通のファイルを複数のウェブ・ページで読み込むことによって、挙動や見栄えの統一性を図っていたし、修正箇所を少なくするという生産性にも寄与していたのだが、これは逆に言えば SPOF(単一障害点)という大規模な障害の原因にもなるわけで、CSS や JavaScript ファイルの共有にはリスクがあることも事実だ。よって、こういうことは無条件に是非を語れるものではない。

いずれにしても、他社がコンテンツの編集やウェブサイトの運営に携わることはよくあり、しかもそれが SEO 会社の委託社員だったらどうだというのか、ちょっとこれだけではブログ記事の筆者が何を騒いでいるのかはっきりしない。個人情報の扱いについても、それはそれぞれにサービスで掲げている利用規約による。日本のように最低限の公表事項が定められているわけでもないし、アメリカの場合は州や業種によっても規制が異なるので、他社と個人データを共有していようといまいと、一概に是非を語れるものでもない。

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