Scribble at 2021-02-10 11:25:04 Last modified: 2021-02-10 16:55:00

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Waterfox がイマイチ常用するだけのステータスに戻らないのは、上記のとおりフォントのウェイトがやたらと細いからだ。スタイルでは font-weight を "500" に指定している。これは "Bitter" という書体だと、もっとウェイトが太くなる筈なのだが、Waterfox では "Bitter-Thin" というバリエーションとして解釈され、こんなウェイトになってしまう。ちなみに、下に並べているのは Firefox Quantum の表示だ。

調べてみると、waterfox.exe のプロパティで高 DPI 表示の設定を変更したり、ClearType を有効にしたり(いまどき、してない人がいるのかな。普通にパソコンを買えば有効になってる筈だし、わざわざそれを無効にするようなヘビー・ユーザーであれば、こうなることくらい想定内ではないのかな)、あるいはスタイルシートで "-webkit-font-smoothing: antialiased;" を指定するといった、幾つかの対処が紹介されている。しかし、全て確認したり試してみたが、どれも効いていない。

Bitter という variable font を使っているのがいけないのかもしれない(ちなみに "proportional font" と混同してしまう意味の単語を使っているが、"variable font" は1個のファイルに複数の異なる字体を収めているフォントのことだ)。実際、@font 部で大元の設定を font-weight: 700 にしてもウェイトが変わらなかったし、body 要素のプロパティで font-weight: 700 にしても何も変わらなかったから、Waterfox のエンジンだと variable font の字体調整に対応していない可能性もある。実際、

https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/CSS/CSS_Fonts/Variable_Fonts_Guide

このページで紹介されている調整項目について、スライダーを使ったインタラクティブな実例は、Edge だと実際にスライダーでウェイトが変わったりスラントの角度が変わるけれど、Waterfox では何も変わらない。

ただまぁ、古い仕様で動くことが一つのメリットだと考えて使っているブラウザなのだから、下手に「先進的な機能」を突っ込まれると困る。Scrapbook アドオンのような古いアドオンを使い続けられるというメリットの方が絶大な意義があるブラウザなので、表示の読み易さは諦めて Edge を使い続けよう。(Quantum はオンライン・バンキング専用として使っている。)

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