2018年09月20日に初出の投稿

Last modified: 2018-09-20

HDD は現在でもスタンダードな記憶装置として使われているものの、モバイル機器では既に SSD や microSD カードのような規格に駆逐された感があるし、そもそもスマートフォンでは最初から HDD なんて使ってる商品はなかった。SSD については、僕が初めて自宅のマシンに取り付けて使ってきた INTEL SSDSA2M040G2GC (40GB) は 12,000 円くらいで買ったものだった。梅三小路(うめさん・しょうじ)と呼ばれる JR 大阪駅の高架下にあるショッピング街にあった Sofmap で7年くらい前に手に入れたものである。いまでは、12,000 円も出せば 500GB ていどの内蔵型 SSD が買えるのだから、おおよそコストは 1/10 に下がったと言える。スマートフォン等の外部記憶メディアとして使う microSD カードにしても、5,000 円ほどで 128GB の製品が手に入る。

考えてもみれば、これまでバックアップというのを専ら外付けの HDD やブルーレイやストレージ・サービスについてしか考えていなかったけれど、もうそろそろ microSD カードも検討できるコストパフォーマンスになってきていると思う。だいたい、PDF で大量の論文をダウンロードしていると、20 ページていどの論文が平均で 500kB だとして、128GB の microSD カードに 20 万本以上も入る。SpringerLink で "Philosophy" のカテゴリーにある論文が2018年9月20日の時点で8万本弱だから、ここで読める哲学系の論文を全てダウンロードしたとしても、余裕で全て入るわけだ。実際、僕は例の「シュプリンガー祭」で Synthese, ERKENNTNIS, Philosophical Studies などのバックナンバーを全てダウンロードしているので、それらを microSD カードに全て入れられるかもしれない(ただ、昔の論文は TeX などから PDF 出力した軽いサイズのファイルではないから、入らない可能性もあるが)。いずれにしても、個人が一生かかって読める分量を遥かに超える論文を、既に僕らは microSD カード1枚で保管できる時代にいるのだ。

・・・とは言え、「~できる時代にいるのだ」なんて、NHK スペシャルか岩波ブックレットみたいに大袈裟な言い方をして、何か重大なことだと言いたいわけでもない。実際、記録容量の C/P は良くなったとは言え、どのみち読んで成果を出さなければ単なるデータにすぎないからだ。言ってみれば、特定の配列で並んだ分子がそこにあるというだけであって、活用できなければ化学的(物理的)な組成として「そこに存在している」という意味しかないのだから、犬のウンコと大差ない。もちろん、フラッシュメモリへ保存したデータなんて長期の保存はできないので、何年かごとにデータを新しいメディアやドライブへ乗せ換える必要がある。

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