Scribble at 2020-04-21 09:26:51 Last modified: 2022-10-03 16:06:59

僕の高校時代にジョージ・ウインストン（@gwinstonpiano）の "Autumn" (1980) というアルバムに収録されている "Longing/Love" という曲が流行した。1980年代の中頃なので、まだ「コンパクト・ディスク」というものが出てから間もない時期である。こんな書き方をしても違和感のない人は、たぶん50代以上だろう。最近の若者であれば、CD どころか記録メディアそのものを使わずに、データはパソコンやスマートフォンの本体かクラウドだけにあるという人も多いはずである。

ともあれ、CD のプレイヤーも普及し始めたばかりだったから、いち早く Sony の CD Walkman（と言っても単一電池を６本くらい使うケースに入れて持ち運ぶのだが）を持っていて、ウインストンの "Autumn" を CD のアルバムとして持っていた僕には、CD からカセット・テープにダビングしてほしいという要望があった。どうして僕がアルバムを持っていることを知っていたのかというと、僕は高校の放送局で昼休みにアナウンスを担当することもあり、"Autumn" の中から幾つかの曲をかけたからだ。ちなみにダビングしてほしいと言ってきたのは、先輩も後輩も含めて女性ばかりだったと思う。あとで調べると、意外なことにウインストンのファンには男性が多いらしいけれど、自分でこう言うのも変だが別の理由もあったのだろう。ちなみに、その誰とも付き合ってない。そんなことだけで彼女を作ったりデートしていたら、高校時代なんて何もする暇がなくなったと思う。