Scribble at 2026-03-10 09:48:25 Last modified: unmodified
1970年代から1980年代にかけて流行した、ボード・ゲームのシミュレーション・ゲーム、とりわけ「ウォー・ゲーム」と呼ばれていたゲームに熱中していた方であれば、このような六角形のマス目で地図を描く手法は馴染み深いであろう。僕も、そろそろまとまった記事でも書いておこうかと思うのだが、とにかく昔からウォー・ゲームを取り上げると「戦争を賛美するのか!」という学級委員的な女子や左翼少年とかが顔を真っ赤にして吊るし上げようとするので、前書きを丁寧に書くと多くの読者にはウンザリさせられると思われ、公開してまで語るのは憚られていたわけである。それでも15年くらい前には "suez73.org" というドメインを取得して、中東戦争のウォー・ゲームや戦史を扱う単独のサイトまで作ろうとしていたのだけれど、それも頓挫してしまった。
さて、それはそうと、僕らがプレイしていたゲームは戦史が元になっているので、プレイするマップは当然ながら実際にあった地形や建物の配置を反映させていた。しかし、中には特定の国や地域などを限定せずに、「市街戦」というコンセプトだけで架空の建造物や地形を配置したマップを縦横に組み合わせてプレイするというゲームもあるにはあった。その代表的な作品は、もちろん Avalon Hill の Squard Leader シリーズであろう。初期バージョンでは全部で4作品が発売され、僕は最初の3作品を所持していたのだが、あまりにもルールが複雑かつ詳細かつ大量にあったので、同級生にもプレイヤーは何人かいたのだが、たいていは第一作目しかプレイしていなかった。なので、僕の母校は中高一貫校であったから、中学時代から同じようなメンバーで高校までプレイしていたけれど、二作目以降を手にした同級生は一人も現れなかったわけである。それでも一作目ですら標準的なウォー・ゲームの2倍はあると思える厚みのルール・ブックを読み込んで、放課後に同級生とプレイした思い出がある。もちろん、それを見かけた何人かの女子から「戦争で遊ぶなんて!」と非難されたものだ。まぁ、国立の高校とは言っても教員の大半が民青あがりの日教組だったからねぇ。
それはともかく、Squard Leader をプレイしていた40年前の当時でも、確かにマップが現実の地域や土地を反映しているわけではないという理由で、それなら自分たちでオリジナルのマップを作ってもいいだろうという感覚はあった。そして、実際にオリジナルのマップを制作するための「白地図」のようなボードも販売されていたので、それを手に入れて色マジックで彩色して使ったりもしていた(それ以外に、印刷が美しい SPI のゲームなどのマップを実際にゲームで使って傷めたり汚したくないコレクターのような人たちが、同じ地形を「白地図」へ描いてオリジナルのマップの代用にしていたと聞く)。なので、プログラムなり生成 AI に色々な条件を設定して自動でマップを描かせるというアイデアが出てくるのは当然だ。
そして、おそらくはゲーム・システムそのものも生成 AI でカスタマイズできたり、あるいはルールからマップやユニット(駒)まで一式を提案してもらうこともできるのだろう。初期条件として史実の情報を与えるだけでよくなるのかもしれない。だが、そのゲーム・システムなりルールが「楽しい」かどうかは別である。それを決めるのは、やはりわれわれでしかない。