Scribble at 2024-02-17 12:57:29 Last modified: 2024-02-17 13:07:45

添付画像

これは『新全訳古語辞典』(大修館書店、2017)の「古典文学MAP」(p.1118)を眺めていたときに気づいたことなのだけど・・・これなんなんだよ。『万葉集』がないなんて、これ学習用の資料としては致命的なミスじゃないのかな。それとも万葉仮名という漢字で書かれてるから漢籍(漢文)扱いにしたとか? 素人じゃあるまいし、まさか。それに、ちゃんと本文では例文の典拠として万葉集も使われているぞ。

これ、昔からなんだけど、英和辞典など他の辞書にも言えることとして、「学習用」とか子供向けの辞書というのは、この手のいい加減な校正が多いし、プロパーや生徒・学生も丁寧に見てないから誰も気づかないなんてことがあるため、やはり学術研究の世界でも業績としては評価されないっていうよね。なので、それゆえにこそ学習用の辞書として丁寧かつ正確に作られているものは、あまり評価はされないし、実際に使ってるガキもなんとも思ってないんだけど、逆に凄い仕事だと思うよ。

  1. もっと新しいノート <<
  2. >> もっと古いノート

冒頭に戻る


※ 以下の SNS 共有ボタンは JavaScript を使っておらず、ボタンを押すまでは SNS サイトと全く通信しません。

Twitter Facebook