Scribble at 2025-06-26 09:45:14 Last modified: 2025-06-26 09:54:48
当サイトのポッドキャストで新しいセッションを制作するときは、Gemini の deep research で調べさせたリポートを Google Docs にエクスポートしてから、それを再び Google NotebookLM にソースとして取り込んで、他の資料と合わせて「音声概要」にまとめさせるという手順を踏むことが多い。この deep research は、多くの研究者が評しているように、懐疑的なスタンスをとっている方には申し訳ないが、はっきり言って日本の私立大学だったら博士課程の学生レベルと評価して良いサーベイの能力だと思う。実際、テレンス・タオのような数学者ですら、有効に利用できると考えているほどだ(https://unlocked.microsoft.com/ai-anthology/terence-tao/)。しかるに、東アジアの田舎国家で哲学を教える人々が使って悪いわけがないし、いわんや僕のようなアマチュアは何をかいわんやである。僕は、とりあえずサーベイの能力として deep research に圧倒されるほどの無能ではないが、少なくとも量において圧倒されるのは時間の問題だろう。だが、いずれにしても僕には助手もアシスタント・プロフェッサーもいないわけなので、AI なりエージェントを利用することは、少なくとも多くの凡人にとっては有効だろうと思う。よく、まだまだ AI にはこれこれができないのと文句を言う人がいるけれど、僕が色々な生成 AI を使ってきた限りで言えば、たいがいの凡人よりも有能だよ。AI は。なので、凡人が AI を使えば、それこそ bootstrapping になるのだから、これは良いことだと言っていいと思うね。それで起きるエコー・チェインバーや theme setting(フレーミングとも言う)の問題なんて、凡人は後で考えたら良いだけだ。
しかしながら、もちろん生成 AI のやることを何でも過信して良いわけはない。上に掲載したのは、causal sets theory について deep research に論点をまとめさせたリポートで提供されている、「インフォグラフィック」を作成する機能を使ってみた結果なのだが、こういう意味不明なグラフを無理に作ろうとしてしまう。まぁ、都内のクズ出版社から「哲学入門」とか「最新哲学用語」とかを出版して、これと同じ程度に馬鹿げたイラストや図表を載せている馬鹿もたくさんいるから、まぁ都内の大学教員なんて生成 AI 並ということなんだろうけど。いやはや、都内の一部の大学教育に関してだけは「シンギュラリティ」(人の知性を超える状況)が達成されてしまうかもしれんね。
ちなみに、Gemini によると、たとえば右のグラフは「量子重力理論が直面する様々な『課題』が、全体の中でどの程度の比重を占めているかを、概念的に示したもの」だという。なんだか分かったような理屈だが、まぁ Abema とかの政治番組に出てきて喋ってるキャバ嬢みたいな政治評論家のねーちゃんと同じレベルだな(もちろんこれは性差別ではない。男性でもホストか単なるオタクみたいなやつばっかだし、名前も忘れたけど宮台真司に似てるだけで出演してると言われてる芸人なんかも、口先だけのアホだろうあいつ)。