Scribble at 2026-06-30 15:35:27 Last modified: unmodified
AI を使って巧妙に作られている小説とか画像というものは、もちろん既に大量に出回っている。だが、いわゆる AI スロップと呼ばれるガラクタのようなものが「商品」や「作品」として、いけしゃあしゃあと展示されたり販売されたり掲載されている場合もたくさんある。Osaka Metro のプラットフォームや地下通路で見かける広告なんかは、アニメ絵の女の子から写実的な風景画像にいたるまで、それこそ分かりやすい AI スロップの展示場みたいなものと化している。当然だが、それらについて「どうしてデザイナーがこんなものを納品してしまうのか」と非難しても無意味である。なぜなら、それらはいまや発注側であったはずの人々が自作したイラストや画像なのであって、デザイナーの納品物ではないからだ。
こういうわけで、アマゾンで大量に販売されている「出版物と称するメモ帳」の類については繰り返すまでもないが、いまやそれらは生成 AI が吐き出すテキストによって、堂々と「内容」が与えられている。よって、中身のないメモ帳を書籍と称して販売しているなどとクレームをつけられない状況になっていて、その内容が生成 AI による出鱈目なテキストなのかどうかをアマゾンのスタッフが確認するのは、コストを考えると非常に難しい状況だと言える。もとより、アマゾンはそういう管理コストを考えなくていいサービスとして考案されたのであるから、いまさら個々の商品について「事前に」責任をもつようなコストはかけるまい。