Scribble at 2023-07-04 21:15:17 Last modified: 2023-07-04 21:17:28

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Microsoft Image Creator: remaking our corporate website(そういや、jiff なんてファイル形式をやめて jpeg でダウンロードできるようになったんだな。)

いま、当社のコーポレート・サイトを新しく作り直している。社内でも承諾が出たため、昨年から細々とやってきたのが正式な業務の一つになった。とは言っても、僕自身が当サイトの論説で述べているように、過剰に工数をかけるようなものではない。企業にとって大切な仕事は、コーポレート・サイトをデザインしたり、あるいは会社のビルに掲げる看板の見栄えを整えることなどではないからだ。

ただし、僕自身の見識にもとづいて、プライバシーマークを運用している企業としての特色もいくつか導入する予定だ。その一つは、いわゆる「アクセス解析サービス」を拒否することである。ぶっちゃけ Google Analytics でビジターの詳細な行動を Cookie で追いかけたところで、果たして御社の売り上げはどのていどの上がるのだろうか。ウェブサイトの制作という仕事をしている身で言うのもおかしなことだが、アクセス解析なんて大多数の会社にとっては何の役にも立たない。なぜなら、コーポレート・サイトが営業や販促にとって役に立たないからだ。よって、役に立たないコーポレート・サイトを Google Analytics だろうとロックオンのサービスだろうと、そんなもんを使って解析してみせたところで、それはコーポレート・サイトを制作したり運用している部署が仕事をやっているとアピールするためのアリバイ工作の道具にすぎないのである。もしアクセスの量やビジターの動きを知りたいなら、単純なことだがウェブ・サーバのログを使えばいいだけである。Cookie を使いたくなければ、最初にアクセスしたときにユニークな値を設定して、クエリー文字列として使い回せばいいだけである。

正直、Cookie を扱うと必要以上の情報を扱うことになり、本来なら Google や meta に丸投げしていいわけがないパーソナル・データの扱いがうやむやになる。当社のサービス・サイトでは、なんだかんだとエンジニアリングというスキルや知識としてアクセス解析する手立ても人員もないから、僕と同じことはできないので Google Analytics を使わざるをえないとは思うが、使わなくていいならあんなもんは使わない方がいいのである。

それから新しいコーポレート・サイトの制作にあたって取り入れたいのは、問い合わせフォームからの問い合わせ内容に増えてきている RPA の送信内容だ。これは、UA に "headless Chrome" という文字列があるからすぐに分かる。そして、もちろんだがクラウド・ワーカーに RPA のツールを使わせて営業メッセージをばらまいてる連中なんてのは、送信している相手がフェレンギ人(Star Trek)だろうとサイヤ人(ドラゴンボール)だろうと関係ないのだから、こちらも問答無用で送信内容を破棄してもいいわけだ。ただし、送信されたデータそのものは記録として別の仕方で保存する(本当の DoS 攻撃でフォームへアクセスしてるのとはわけがちがうからだ。クラウド・ワーカーの仕事は犯罪ではない。単に事の是非を考えない作業であるから迷惑なだけだ)。つまり、問い合わせ内容を Google Chat への投稿として受信して読む、僕ら役職者にはそういうゴミが届かないというだけである。

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