Scribble at 2023-07-12 09:34:11 Last modified: unmodified

さて、さくらインターネットの VPS を某案件で使うという話は流れてしまったので(詳しいことは、この話を書いた落書きを参照)、まさかプライベートで後学のためにサーバを借りるなんて金はないし、暫くは再び Amazon Linux2 だけを扱う日々に戻る(正確には違う案件で Kusanagi という WordPress 専用のディストリビューションも使っているが)。しかも、これは既に書いていることだが、弊社のコーポレート・サイトや受託用のステージング環境を AWS に全て移してしまう予定もあるので、いよいよ AWS への依存度が高まってくる。

ただ、もうウェブの案件はシステム開発やネットワークやサーバ構築でお金が取れる時代は過ぎ去ってしまっているので(上場企業ですら大半が「金がない」というのが口癖だ)、いまさら AWS の資格をとって予算額を増やそうなんていう、富士通やアクセンチュアのような大名商売は不可能だ。なので、実質的なスキルを向上させるという目的で AWS をはじめとして色々なサービスに触れておく機会を増やすくらいしかないのだろう。そして、それはたいてい、僕らのようなレベルの技術者にとっては趣味的なことでしかなくなる。だって、なんだかんだ言っても大抵のサービスは初見で扱えるのが有能な技術者のコア・コンピタンシーというものだからだ。目隠しされて、何の OS にログインしたのかも分からない状態でターミナルの画面を見せられても、どう扱えばいいかの勘とか手順とかやりようというものはある。採用面接の試験みたいな話だが、そういう状況に置かれたとき、もしマシン(あるいはインスタンス)を再起動しても良ければ、まず最初にやることはマシンの再起動だ。起動するときに、どういう OS なのか情報が得られることが多いからである(もちろん、ログインするための情報はもらうが)。

そして、全く個人の趣味というだけなら、いまどきは仮想化した OS をいくらでも使える。ただ、これまでに何度か仮想化の環境を導入してきたのだが、やはりどうも使い勝手が悪くて常用する気にならないのが残念だ。VirtualBox だろうと VMWare だろうと、とにかく Windows のデスクトップに現れる「インチキ画面」の操作性がどちらも悪すぎるため、ゲスト OS を起動したら、ゲスト OS に対して TeraTerm Pro でターミナル画面を使うという馬鹿みたいなことをやっていたくらいだ。なんで仮想化環境の疑似コンソール画面というのは、ああも使いづらいのだろうか。しかも、ターミナルで接続しているときよりもレスポンスが極端に悪いという不思議な特徴もある。

あとは、いったんは捨てた Raspberry Pi を改めて使うということだろう。FreeBSD が入らないのは残念だが、まだ Zero W には古い Debian が乗せられるので、無線の不安定さをどうにかするか、あるいは割り切って有線(micro USB から USB Type A へのアダプタを使う)で接続してしまえば使える。

  1. もっと新しいノート <<
  2. >> もっと古いノート

冒頭に戻る


※ 以下の SNS 共有ボタンは JavaScript を使っておらず、ボタンを押すまでは SNS サイトと全く通信しません。

Twitter Facebook