Scribble at 2023-12-17 10:06:02 Last modified: 2023-12-17 10:11:56

添付画像

nature, scenary, photorealistic, masterpiece, professional, ocean / Steps: 30, Sampler: Euler a, CFG scale: 7, Seed: 1244896176, Size: 512x512, Model hash: f22bb5699d, Model: Abstract Photo ABCeVere Mix, VAE hash: ab33ad55c6, VAE: ClearVAE_V2.3.safetensors, Clip skip: 2, Eta: 0, Version: v1.6.0-2-g4afaaf8a

これまで、出力した画像をアップ・スケールするのに Tiled Diffusion を使ってきたのだけれど、考えてもみれば、単純にサイズを拡大するとともに画質を精細にするだけなら Extras のアップ・スケール機能で十分だと分かった。1枚の画像を Tiled Diffusion と Extras とで、どちらも4倍にしてみたのが上の図だ。構図として同じエリアを切り抜いて、左端のオリジナルと、それぞれアップ・スケールした右の2枚とを比較できるようにしてある。

左端のオリジナルは、これでも出力した画像の一部を切り取って拡大していることになるので、オリジナルの画像を漫然と眺めているだけなら、この区画は画像の一部分に過ぎないため、この粗さでも画像全体を見た印象としては、さほど違和感はない。また、ここではみなさんはウェブ・ページで更にブラウザが拡大したり縮小して表示している画像をご覧になっているのだから、これ自体の画質を単独でどうこう判断するよりも、右の2枚との比較をしてもらいたい。すると、ご覧のように、あたりまえだがオリジナルの画質はアップ・スケールした画像よりも粗いということは分かる。でも、右に並べた Tiled Diffusion によるアップ・スケールの画像と Extras でアップ・スケールした画像を比較すると、どちらがどうということは単純には分からない。なるほど、丁寧に細部を眺めると、確かに Tiled Diffusion でアップ・スケールしたほうが木の先端部分の精細さが Extras よりも高いし、Extras ではボヤケている箇所もくっきりしている。ただ、逆に枝の根元に妙な煙のように見えるノイズが乗っていたり、必ずしも成果物として質があらゆる点で Extras よりも「良い」というわけでもない。

そして、問題は所要時間だ。さきほど試してみて驚いたのだが、Extras だと4倍のサイズ(512 x 512 から 2048 x 2048)へアップ・スケールしても10秒とかからないのに比べて、Tiled Diffusion は3分くらいかかる。この処理速度の圧倒的な違いは決定的である。どれほど細部の精細化ですぐれているとは言っても、生産性が低いのは困る。

  1. もっと新しいノート <<
  2. >> もっと古いノート

冒頭に戻る


※ 以下の SNS 共有ボタンは JavaScript を使っておらず、ボタンを押すまでは SNS サイトと全く通信しません。

Twitter Facebook