Scribble at 2023-12-21 19:25:13 Last modified: 2023-12-21 23:47:25

添付画像

上場はしない。資金調達などはあまり関係ない。上場していないのはシャトレーゼの強みだ。昔は上場して一人前という風潮があり、約20年前には上場準備を進めていた。だが、「よし、やるぞ」というときに考え直し、土壇場で回避した。

シャトレーゼはお客様が第一。上場すると、お客様のために商品を安くするよりも、配当を増やすことを求められる。最近は、物言う株主が多く、MBO(経営陣による買収)をする動きもある。マネーゲームに巻き込まれたら大変だ。

クリスマスに100万台売る「ケーキ王」強さの源泉

もうここ最近は、クリスマスの時期にケーキを買うのはやめている。いちばんの理由は、同じものでも値段が跳ね上がるからだが、それ以外にも、はっきり言ってワンパターンなんだよね。毎年のように同じものが並ぶから、実はあんまり特別感がないんだよ。クリスマスのケーキって。なので、こういう店に行くとしてもクリスマスの後だろうな。それはそうと、「シャトレーゼ」って全く見かけないんだけど、そんなに有名なのかな。Google Maps で検索しても、環状線域内に2店舗しかないぜ。難波の店はナンバ City の裏手というすげぇ辺鄙なところにあるし(こんなとこ専門学校の学生くらいしか来ないだろう)、もう一つの店舗は・・・ああここね。前はお茶漬けの専門店とかが入ってた、ここもまたすげー辺鄙なところだよな。鶴橋と桃谷の中間でどっちからも遠いし、近くに駐車場もない。

逆に言えば、そのていどの業容でも大きな売上を叩き出す事業になるんだってことだ。

それはそうと上に引用した談話は、全く同意するわけではないけれど、一つの見識だとは思う。サントリーをはじめとして、上場しないで経営のスタンスを維持し続けている大企業というのはある。もちろん経営陣(とりわけ創業家)の力が強くて経営が順調なら、上場して無理に資金を増やさなくてもいいし(銀行なんかいくらでも貸してくれる)、上場して株を大量に発行すると、下手なところに株を買い占められたら余計な口を挟まれる。それこそ、総会屋なんてものの対処に無駄な金を使わされたり、後ろめたいことにも手を出す羽目にもなる。そして何より、本来の経営とは関係のない余計な規制が増える。本来、コーポレート・ガバナンス・コードなんて言われなくたって、自社の経営を安定させたり適正化するのは当たり前のことだ。誰もゴロツキばかりで会社が維持できるなんて思ってない。ふつうのまともな会社はリクルートや光通信なんて目指していない。

  1. もっと新しいノート <<
  2. >> もっと古いノート

冒頭に戻る


※ 以下の SNS 共有ボタンは JavaScript を使っておらず、ボタンを押すまでは SNS サイトと全く通信しません。

Twitter Facebook