Scribble at 2023-03-15 09:50:39 Last modified: 2023-03-15 09:59:36

なんだ流行するかどうかも分からんうちにオワコンかよ。別にメシウマとか思ってはいないけれど、まぁマスコミで話題にし始めた当初から、オンライン・ゲームでキャラの外見をカスタマイズしまくってるプレイヤーから見たら「メタバース」なんてものは子供騙しのレベルのアバターだし、そんなもん使う気しないよなぁと思っていた。あと、モデリング能力がないことを誤魔化すようなデフォルメ・キャラがやたらと多いよね。メタバース関連のサービスって。一部にファンはいるけど、僕なんかはディズニーのキャラや任天堂のキャラですら造形がウザいと思ってる方なので（任天堂風のキャラをプロフィール画像にしていた某サイボウズラボの「OpenIDエヴァンジェリスト」のことを言っているわけではない）、デフォルメ・キャラなんかでビジネスに使えるかよと思ってたわけである。仕事を舐めとんのかと。

で、キャラの造形がウザいというだけではなく、もちろん30代以上なら即座に思いついたであろう「Second Life の再流行を狙ったバブル」というでっち上げの流行なんて、もう簡単には騙されんだろう。広告代理店や商社系のベンチャーがどれだけ投資したり騒いでも現実の実績が何もない VR が全く流行っていないことにも通じる空っぽのプロモーションに飽きたという事情もあるし、もう多くの人々は仮想空間での付き合いなんてものに幻想を抱いてはいない。経験から言っても、女性の大半はクズみたいなキャラのガイジンにヴァーチャル・セックスしようと迫られた経験なんていくらでもあるだろうし、男性でもクズみたいなホモ野郎（これは LGBTQ の差別とは関係がない。ノーマルだろうとなかろうとクズはクズだ）からメッセージを送られたことがあるかもしれない。要は、Facebook だろうと mixi だろうと「ソーシャル」なサービスや技術は、最初は風俗やナンパ目的の連中が真っ先に利用したり開発するわけである。そして、Second Life も街中の至る所にスケベな女子高生の制服とか裸体のモデリング・データが販売されていたように、メタバースだって結局は「デジタル風俗街」になるか、収益が低下すれば遅かれ早かれそういうコンテンツが押し寄せるだろうと思っている人が多いのではないか。