Scribble at 2021-11-29 09:39:56 Last modified: 2021-12-01 07:41:55
こういう脈絡とか観点からのコンピューティング教育というのは、たぶん日本のようにクズ IT ベンチャーや IT ゼネコンや IT 音痴のコンサルとか広告代理店が集まって税金を食い物にしてる状況では、恐らく永久に不可能だろうと思う。一般教育としての computing こそ、computation とは何であるかを技術者とは違う欲求だとか経験によって、それぞれにおいて(場合によっては alternative として)理解できるようにするものだという見識など、いったい所与のテクノロジーをいじくり回すしか能がないオタクの延長でしかない日本のコンピュータ・サイエンスの専門家にすら共有されているとは言い難い。
「僕がコンピュータでやりたいことはこうじゃない」とか、「そもそも僕らがやりたいことはコンピュータでやるようなことじゃない」と思うなら、ぜひ日本の馬鹿げた「情報」教育なんて華麗に無視して、アメリカに留学したり、日本の高校ではバカ揃いの教師が口走る話など聞き流して、ぜひ中国やロシアも含めて先進的な outlook をもつ人々の成果に学んでもらいたい。僕が実際にそれを示すことはできないし、やろうとも思ってないが、せめて国内でやってることが視野狭窄な、要するにブルーカラーとしてのコーダー育成教育でしかないという批評くらいは、こうして書いていきたい。