Scribble at 2024-06-19 16:42:28 Last modified: unmodified
栄養学が未熟な学問であることは承知しているが、その成果に何の信頼も置いていないというわけではない。あらゆることに通じると思っているのだが、学問がアプローチや方法論としてどれほど洗練され歴史を重ねていても、そこへ参入してくるプロパーの質というものは一定の歩留まり率があると思っている。それは栄養学だろうと科学哲学だろうと量子力学だろうと、だいたいまともなのが2割で8割が凡庸な人材だと考えた方が健全だ。まぁ、その8割中の半分くらいは「無能」と言っていい連中なのだがね。そんなわけで、計測値という多くの機関で追試や検証ができる素材を使った資料というものは、それこそ各社で制作・発売されているのだから、出鱈目なことを書いていると信用に関わる。おいそれと馬鹿を無能を編集や執筆チームに加えたりはできない筈である。そういう意味では、この手の出版物は1冊の内容についても、それから同種の出版物全体での割合から言っても、かなり信頼性が高いと思う。他にも、たとえば六法全書の分野などでも、歩留まり率は高い。
で、以前から少しは栄養学に関心があるのだけれど、なかなか継続して学んだり調べたりしていないため、このほど壁にポスターなども貼り付けて、継続した関心を維持できるようにした。そして、そのついでに10年ぶりに『食品成分表』も買い替えた(古い版は、この撮影の後に、古本屋へ手放す書籍を集める箱へ追加した)。ちなみに、食品成分表だけでなく、他にも国勢便覧や六法全書などについても、新版を手に入れるたびに同じ本を間違って重複して買ったかのように思われてしまうのだが、機会があればアップデートした方が良い本というものがあるのだ。