Scribble at 2023-07-10 09:32:08 Last modified: 2023-07-10 09:36:42
量子コンピューティング(実用化としての量子「コンピュータ」ではなく)については、まだ全く手をつけていないので、何とか勉強する道筋を準備したい。もちろん、既存の著作物やオンラインのリソースで道筋を付けてもらうことはできるから、シラバスとか教科書も役に立つ。既に、上記のようにドイツ政府からの補助まで受けて高度な攻撃耐性を持つ暗号化を採用したクラウド・ストレージも登場するようだ。
ということで、コストの問題はあろうと思うが、標準的なメールのアカウントも Tutanota に移行してもいいなと思っている。ただ、こういう「正しい」規格を採用する会社のサービスは、アメリカや中国などのプライバシー・ブローカーども(その一部は GAFAM とか呼ばれているようだが)からは煙たがれていて、自称バグだと言っていながら Tutanota のメール・アカウントを使ったユーザ登録を排除したり、色々とクズみたいなことをやる。確か池田信夫君は、こういうプライバシー・ブローカーに見習って個人情報を杜撰に収集して扱うような「自由」を発揮できなかったことが日本の IT 業界の零落に繋がったなどと、自称でも何でも経済学者とは言い難いリバタリアン特有の短絡的なお伽噺を語っているようだが、脱法行為や違法行為こそ産業や事業の原動力であるなどと経済学者を自称するほどの大人が平気で喋っているようでは、リバタリアンなんてポピュリストやネトウヨの異母兄弟でしかあるまい。
もちろんだが、Tutanota が実は何をやっているのかなんて知らない。そもそも私企業、なかんずく他人のやることを何から何まで信用なんてするわけがなかろう。本当は違うことをやっている可能性だってあるが、そういう脱法行為や違法行為を日本の三流大学で教える教員のようにイノベーションだなんだと喚いているのは、およそ文化的にも経済的にも先進国の人間のスタンスではあるまい。信夫君くらいのリバタリアンであれば、ブラジルかフィリピンの大学で教えていたらいいと思う。