Scribble at 2025-05-02 10:40:23 Last modified: unmodified

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Google Keep を使って、もう5年以上になる。オンライン、いやクラウドと言った方がいいか、アカウントへログインするだけで色々なデバイスから使えるメモのウェブ・アプリケーションとして使ってきているわけだが、使い始めた当初からデータの同期に UX としての違和感を覚えるし、更には同期されている筈のデータがデバイスごとに違うという問題にも困惑させられることが多々ある。それでも使い続けているのは、無料のアプリケーションとして他に良いものがないというだけの消極的な理由からだ。オンライン・サービスが大好きな都内のお子様(あるいはホリエモンの番組とかに出たり NewsPicks に絵空事の経営論という落書きを描いている守銭奴のお歴々)であれば、他に Evernote なんていう田舎者しか使ってなかったオワコン・サービスとか、他にもマイナーで事業継続性のかけらもない国内サービスを含めて色々とあるのは知っているが、ナレッジベースだのコラボレーションだのとソーシャル系の設計思想、僕に言わせれば「スケベ根性」と言ったほうがクールで的確なのだがね、ともかくそういう意図でリリースされたものが多くて使う気になれない。メモや覚書を他人に見せたり共有するなんて、そもそも馬鹿のやることだ。どんだけ自意識過剰なんだよ。

で、Google Keep なのだが、削除したメモの多くはページを開き直すと消えていないことがある。ユーザならご承知のように、アプリケーションの右上にある「更新します」のアイコンがぐるぐると回っているあいだはデータが Google に同期されていないため、このアイコンが停止しないあいだにブラウザやアプリを閉じてしまうと、フロントエンドで行った操作がクラウド側に反映されないわけである。なので、これが繰り返されるとデバイスごとに内容がぜんぜん違うという結果になってしまう。特に iPhone のアプリは同期が非常に遅くて、何か操作するたびに画面を下に引っ張りズリ下げるようにして同期するという操作を習慣のようにやっている(そういや、この操作って「スワイプ」でもないし、なんて呼ぶんだろう?)。また、メモに入力したテキストがサーバに反映されていないせいで、アプリを開き直すと入力した内容がぜんぜん残っていないということも多々ある。

つまりはクラウド・サービスでありながらデータの同期に信頼性がなく、しかも同期が完了していないならフロントエンドで一時的にデータを保存しておくという設計でもない。確かに、これは僕も昔から関心をもって追いかけている CAP 定理にも関わることなので、そう簡単に是非を議論できることでもないのだが、同期する際に異なるデータどうしを比較する必要があれば、ユーザに同期してもよいか確認するという手順を実装すればいいだけのようにも思う。結局 CAP 定理で問題になるケースの中には、データベースの処理を自動で実行するという前提があるからこそ理論的な問題が起きるものもあり、現実にはそれはエンド・ユーザの判断で解決できることもあるのだ。

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