2022年04月15日に初出の投稿

Last modified: 2022-04-18

何日か前に、業務用として全社員に支給されている iPhone SE 第2世代で Android スマートフォンへのテザリングを提供するために、「インターネット共有」の接続方法として iPhone SE を単に Wi-Fi のアクセス・ポイントとするのではなく(これは隣どうしで置いていても Android が認識しないことが多い)、Bluetooth でペアリングしてネット接続を共有するという別の方法があることをご紹介した。

でも、これも結局は使い物にならない。これも、iPhone と Android を殆ど一緒に持ち歩いている状況ですら、頻繁に Bluetooth のペアリングが解除されてしまうからだ。もちろん、軍事用途ですら通信機器なんて大して歩留まりの良い道具ではないのは分かっているけれど、やはり無線となると有線に比べて格段にネットワーク接続の信頼性が落ちる。ということで、iPhone SE を緊急時に(もちろん業務用なので仕事以外に私物のスマートフォンの通信をテザリングなどしてはいけない。あくまでも緊急用としてのインターネット共有だ)テザリング用として使うのはやめた。

とは言え、無線には無線の利点もある。いくら信頼性が低いとは言っても、電波さえあれば何とかして繋ぐ方法があるということだ。これに比べて有線のネットワーク通信はケーブルが断線してしまうと、どこで切れているのか分からなければ通信を復旧することはできない。有線での通信は無線に比べたら(途中の経路でケーブルへの強い干渉や機器などによる異常な減衰がないという前提でだが)通信できている限りは安定しているものの、致命的なことが起きると絶対に通信できなくなるという脆弱性がある。無線なら、障害物のせいで電波が届かないときには中継器やルータに近寄ったり、あるいは障害物を動かすなりして通信経路を回復するだけで簡単に接続が復旧することもある。

しかし、テザリングやペアリングのように、親と子の機器だとか OS だとかのエンド・ユーザがどうにかできる範囲を超えたバグとか品質の悪さによって起きる障害は、どうしようもない。よって、もともとの通信環境が確保されている限りはそれを利用するということだ。もともとの通信に加えてテザリングやペアリングという別の通信状況にも依存するようなネットワーク通信は、やはり脆弱すぎる。

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