Scribble at 2025-09-16 10:07:43 Last modified: unmodified

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もうすぐ誕生日ということで、ここのところは焼き肉を食べに行くのが恒例となっている。今年は久しぶりに「つるや」という店に行こうと思うので、食べログのページを眺めていた。「つるや」は、母親がミナミの『聖』という店でチーママをやっていた頃に何度も通った店で、自宅が「つるや」の近所とも言える天王寺の大道というところにあったため、酷いときは毎晩のように行って夕飯の代わりとしていた時期もあった。それから40年近くになるのだが、母親は既に亡くなり、僕も還暦が近くなるような年齢となり、盛大に何皿も肉を注文するというわけにはいかない。ただ、もともと僕は御飯食いなので、たいていキャベツを炙ってタレを付けるだけで大盛りのご飯を5杯くらい食べるという妙な食べ方をしていたので、若い頃から肉そのものは大して食べていなかったが。

それはそうと、こういう CGM サイトのレビューなり口コミを見ていると失笑せざるを得ないのだけど、たとえば「つるや」の口コミで冒頭に掲載されている人物の文章って、本当に大阪の人間の文章だと思います? 僕は北摂言葉、船場言葉、河内弁、泉州弁といった、大阪府内のマイナーな方言を聞き分けられるていどには大阪で暮らしている年月が長いのだけれど(僕自身は母親のしつけの影響で山の手言葉が混じった変な大阪弁を使うのだが)、こんなインチキ落語家みたいな大阪弁で話したり文章を書く大阪の人間なんていない。たぶんこれは、「なにわっぽい表現」で書かせた生成 AI の文章だろうと思う。

機械が書いたか校正した文章であることは、いくつかの傍証からも言える。たとえば、「まず」という言葉を「先ずは」などと漢字を使って書くような人は、非常に珍しい。IME の変換を放置しているにしても、「まず」とタイプして「先ずは」と真っ先に変換されるような辞書を学習させているほど多用するなんて人物は、高齢者の一部にはいるかもしれないが、四十代以下の人間でいるとは思えないからだ。他にも、これまで何度か指摘しているが、「~というわけです」という表現に「~と言うわけです」などと漢字で「言う」などと書く若者なんて殆どいないと言ってきたし、それどころか「~と云うわけです」なんて表現を普通に IME で変換している人の文章で見かけることなどない。ここでは口コミを書いた人物の年齢なんてどうだっていいことだが、このように言葉の端々からでも書いている人物の世代や嘘や生成 AI の影響が分かるのだ。

あと、これもどうでもいい話ではあるが、「つるや」のある JR 天王寺駅の北側一帯は、大通りから裏手に入るとラブホテルが林立する風俗エリアだったのだ。JR 天王寺駅に向かい合う近鉄阿倍野橋駅の南側一帯も、同じようにユーゴー書店や辻調の裏手はラブホテル街であった。これを、天王寺・あべのエリアの再開発で潰して MiO だのキューズモールだのハルカスだのとインバウンド向けの商業施設をたくさん作ったのが現況である。僕は小学生(大阪教育大学附属天王寺小学校)の頃から天王寺の周辺に土地勘があって、色々な店で買い物をしていたし、中学・高校へ上がってからでも下校の途中で阿倍野区に住んでいる友人と歩いて寺田町から天王寺へやってきて、アポロビルの地下で(当時は DC ブランドなどが流行していた)ドレス・シャツやジャケットを買ったりしていたし、現在はキューズモールがある場所にあった旭屋書店(意外かもしれないが、パチンコ屋と同じビルの2階にあった)で参考書を買ったりしていた。そういう経緯で言わせてもらうと、JR 天王寺駅の北側一帯を「裏天王寺」なんて言う大人は大阪に一人もいなかった。これは、明らかにマスコミが流行らせた言葉であろう。当サイトでも論説として公開しているが、「ディープな大阪」といった愚劣なフレーズで、盛り場や在日朝鮮人の居住区や同和地区を面白おかしく取り上げているバカが書く文章の影響を受けた人々が安易に使う言葉だと言いたい。

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