Scribble at 2023-07-12 15:15:41 Last modified: unmodified
Intrabranding というマーケティングの本を読んでいて、このジョーダン・ベルフォートの有名な「俺にこのペンを売ってみろ」という逸話が紹介されていたので、前からこの映画は観ようと思っていた。ちょうど先日、時間があったので連れ合いと一緒に3時間の映画を観たのだが・・・まぁなんというかエラい内容だった。麻薬とセックスと口先営業で埋め尽くされた当時の金融詐欺の様子も酷いものだが、いまで言えば特殊詐欺に類するものへ、これだけ引っかかる人たちがいるのだという事実にも唖然とする。そら、その辺のチンピラでもやれることなのだから、ヤクザのようなプロの方々と無関係でも、ちょっと口八丁に長けていれば「ルフィー」みたいなのが次々と現れるのも分かるというものだ。
そして、面白いことにベルフォートは現在でもマーケティングのコンサルタントとして公式サイトで数百ドルのワークブックとかを販売したり講演に呼ばれたりしてるという。もちろん、投資詐欺の被害者に弁済する筈の債務を無視してだ。おそらくまともな死に方はしないと思うが、どのみち死ぬんだから死に方なんてどうでもいいと割り切れば、こういう人生もあるのだろう。