Scribble at 2025-07-31 21:16:57 Last modified: 2025-07-31 21:18:34

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学歴詐称の疑いが指摘されている静岡県伊東市の田久保真紀市長は、31日夜に記者会見を開き、「改革の道はまだ始まったばかりだ」などと述べ、当初、速やかに市長を辞職するとしていた意向を事実上撤回し、市長の職にとどまる考えを明らかにしました。

伊東市長 辞職するとしていた意向を事実上撤回

トランプしかり、プーチンしかり、石破しかり、それから地方の首長ですら、いちど権力の座に就くと、なんだかんだと理屈をこねて居座り続けようとする。そうして、二言目には「選挙で支持を得た」というのが言い訳だろうと開き直りだろうと、たいていの権力者の口からは息を吐き出すように聞かれるものだ。確かに、これを「民主主義」だというなら、或る意味ではそうなのだろう。そして、こういう実例がいくつもあるからといって、僕は安易に他の政体が「良い」などとは考えたり言ったりしない。特に、僕らのような人間には「哲人政治」なんていう馬鹿げた妄想を養護する理屈を期待する向きもあるようだが、社会科学の素養もある科学哲学者として言わせてもらえば、「良い人が政治をすれば良い政治になる」などと言っているに等しい哲人政治なんてものは、それを正当化できる理屈はたった一つ、つまり結果論しかないのである。政治家の襟を正す副読本のような議論としては使えるかもしれないが、こんなものを制度として組み込む国家なんて、僕はとても怖くて住む気になれない。遅かれ早かれ、トランプのように「我こそは『良い人』である」などと言い出すバカが出てきて、それに輪をかけたバカが支持するに決まっているからだ。アメリカのような「民主主義の自称先進国」を見れば、哲人政治に引けを取らぬ権限を誰かに集中させると国がどうなるかは明らかだ。

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