Scribble at 2023-05-06 08:55:06 Last modified: 2023-05-10 12:43:01

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Stop Using Hamburger Menus

原則として、僕もこの意見に賛成だ。ハンバーガー・メニューは UI としても UX としてもクソである。理由は、冒頭のリンク先で書かれているとおり、(1) JavaScript 実装に依存しすぎること、(2) UI としてまともなデザインや実装のガイドラインやコンセンサスがなく、多くのビジターを混乱させること、そして (3) 大半の実装がアクセシビリティに反していることである(ショートカット・キーが設定されていたとしても、そもそもメニューが展開されていないため、どのキーがショートカットなのか記憶しないといけない。ウェブサイトの「ファン」を作れば覚えてくれるだ? ふざんけんなよ二流コンサルやマーケティング屋どもが)。

ただ、その alternative としてフッタへ展開したサイト・マップに飛ばすというアイデアは、Hacker News でもコメントで指摘されているが、にわかに首肯しがたいものがある。なぜなら、比喩として書籍を持ち出すのが適切かどうかは分からないが、それでは本を読むためにいちいち巻末の索引や、なぜか巻末に印刷された目次を開くようなものだからだ。僕は、原則としては各ページの最上部にヘッダ部としてグローバル・メニューを配置することが望ましいと思う。グローバル・メニューを並べるだけで乱雑になってしまうとすれば、それはビジュアル・デザインではなく情報設計というデザインが不十分で未熟だからだと言いたい。そんなさぁ、あなたのブログや御社のコーポレートサイトは、SONY や三井住友グループのサイトなんですか? 画面を埋め尽くすようなカテゴリーを並べないといけないほどの内容がある持ち株会社とか巨大コンツェルンなら、それはそれでサイトを事業ごとに分割するとか、別のアプローチもあるよね。そして次に、せいぜい次善策として CSS の fixed で常に画面の上部もしくは下部へ固定表示すればいいと思う。

[追記:2023-05-10] 特に困るのが、スマートフォン向けでメニューのアイコンをタップすると全画面表示になるタイプだ。しかも、閉じるボタンの「×」が展開したメニューの一番下にあって、一番下にあることが分からないと、何かを選ばない限りはメニューを閉じられないというドハマりに陥る。ハンバーガー・メニューには、こういうイライラする実装が多い。 

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