Scribble at 2024-01-07 08:59:35 Last modified: unmodified

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著者の研究テーマである「現代社会と考古学」という観点から、各時代の様々なマンガに描かれた遺跡や考古学者について分析をすることで、人々が描く考古学者像を考える。

『マンガと考古学-その親密な関係を探る』(櫻井準也/著、六一書房、2021)

妙な本、というか妙な研究テーマがあるもので、全くの無駄や暇潰しだとは思わないが、他にやることないのかよと思わなくもないな。public archaeology と関連がないとも言えないし、このような「考古学者像」を活用するなりなんなりして埋蔵文化財行政の広報だとかアウトリーチに反映させるなりの応用もあるだろう。でも、これを考古学のプロパーとして自意識の問題にするというなら、それはちょっと止めたほうがいいと思う。この手の研究は、やはり社会学者のような知的フリーターみたいな人たちに任せて、プロパーは自分たちのやるべき本来の課題に専心するべきだろう。

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