Scribble at 2026-07-24 18:14:23 Last modified: 2026-07-24 18:24:18
ヴァセリン("vaseline" はユニリーバの商標で、化合物の一般名は "petroleum jelly" である)、あるいは「ワセリン」とも呼ばれる物質というか商品は、僕にとっては『あしたのジョー』で力石が瞼の上に塗ってもらう薬みたいなものとして記憶に残っていたから、ボクシング業界の特殊なアイテムなのかと錯覚していた。ついこのまえまでだから、半世紀くらい誤解していたことになる。でも、いまは愛用品となった。僕がボクシングを始めたからではない。以前からハンド・クリームを色々と使っていたけれど、単にヴァセリンが視界に入っていなかったからでしかないのだ。
しかし、実際に使ってみると高性能な保湿剤である。もとが石油であるから、肌に塗ると、いかにも「オイル」という言葉が似あうギラついた見た目や臭いがするから、好んでこれを選ぶ女性は少ないだろうと思うのだが、アメリカで開発されてから180年くらい使われ続けている。ボクシングの本場だからというわけでもなかろうし、多くのアメリカの女性がボクシングをするからでもないだろう。なお、ハンドクリームとしては、他にも "hand and finger" という小林製薬も驚く「そのまんまやんけ」と突っ込みたくなるような名前の商品があるから、そちらは香りもついているし、塗ってもギラついた見た目にならない。
それから、メリットの一つが安いということだ。僕はユニリーバの日本法人が発売しているタイプではなく、別の会社が輸入してドン・キホーテで発売している 368 g の大容量のヴァセリンを使っていて、この大きさでも500円ていどだ。少量でも保湿できる範囲が広いので、なかなか減らないから、たぶん毎日3回くらいは使っているけれど、1年以上は使えるんじゃないかと思う。なお、ヴァセリンは純度の高い商品だと人体への影響はないが、粗悪品には発がん物質が含まれるらしいので、ユニリーバの製品を買うのが妥当だろう。ユニリーバの、いわば純正品ですら非常にリーズナブルなのだから、わざわざリスクのある中国製やベトナム製や「自称日本製」(実際には中国やフィリピンからの移住者が作ってる)の類似品、いわゆる「白色ワセリン」を買う必要はない。