Scribble at 2020-04-18 19:17:28 Last modified: 2022-10-03 15:32:49

スマートフォンを使い始めて、もう10年くらいになるのだろうか。いまだに不可解なのが、挙動の遅さだ。たとえば Android なら File Manager、そして iOS では Files というプログラムでフォルダやファイルを開いたり実行するわけだが、何回の機種変更を経ても起動の遅さは全く改善されない。

アプリケーションの起動プロセスは、映画のプロローグを見せるような演出など不要である。アプリケーションの起動が遅いという結果は、エンド・ユーザにとっては単なる遅延である。iOS でのヌルっとした動きなどという演出は単なるパフォーマンス不足を取り繕うイカサマにすぎず、遅いものは遅いのだ。Android にしても同じことであり、アイコンをタップしただけで即座にフォルダやファイルの一覧が表示されるようになるのは、いつのことなんだろうか。もちろん、ヒトの動作や反射の速さからして、アイコンをタップした瞬間に画面が切り替わるほどのパフォーマンスは求めなくてもいいだろう。タップした 0.01 秒後にファイルやフォルダを操作できる生物などいないからだ。しかし、いまの OS とスマートフォンのハードウェアですら、そういう《鈍い反応の生き物》に対して手加減して動作してやるといった調節すらできないというのでは、こういうものを真に仕事や真剣な何らかの道具として使うのは、恐らく重大なリスクが伴うし、限界に至るのも早いだろう。

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