2022年07月14日に初出の投稿

Last modified: 2022-07-14

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僕は自宅でも会社でも、物を立て掛けて置くような体裁を維持しないようにしている。一時的に使っているものを立て掛けるくらいならいいが、それをディフォールトの置き方としては採用しない。それには幾つか理由があって、特に書籍の置き方として避ける理由は上記のように四つほどある。

(1) まず何といっても、占有する面積が無駄に増えることだ。上のように立て掛けた事例を見るだけでも、本を一冊だけ立て掛けるために、本の底面積と比べて数倍の広さが要る。こんな収納はばかげている。

(2) 次に、たいてい立て掛けている周囲には物が置けないため、明らかにデッド・スペースが生まれる。これも明白に無駄なことをしている。

(3) そして、特に書物の場合は立て掛けたまま置いていると、厚みがあるほど表紙の一部にだけ力がかかって傷みやすい。また、本そのものの形状が自重で歪んでくる。

(4) さらに加えるなら、こういう置き方をしているときは立て掛けている向きと反対に物が倒れないよう、立て掛ける角度に無駄な神経を(立て掛けようとするたびに)使うことになる。毎回だ。些細なことだが、こういう注意や心配を何回も繰り返さなくてはいけないという負荷を自分自身にかける必然性など何もない。たぶん、他にもこういう無駄な神経を使いすぎて、何十年のスパンで人は取り返しがつかないほどストレスを貯めたり、あるいはストレスであるにも関わらず自覚できなくなってしまうのだ。

物体なんて、とりわけ自分で買って好きにしていい場所に自分の物を置くなら、完全に放っておいても構わないような状態にしておくのがいい。物体の置き方や設置状態ごときに人間様が注意をはらわなくてはいけないなんて、どだいおかしな話である。寧ろ、余計なストレスが物体にも人間にもかからないような取り扱い方をするのが、結局は物を大切に扱い、そして自分自身の精神衛生も大切に扱うことになるのだ。

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