Scribble at 2025-04-19 11:25:50 Last modified: 2025-04-19 11:31:47
このほど NVIDIA GeForce の 5060 番台が登場したということで、いま使っているマシンの RTX 2060 6 GB モデルと比較してみた。AI TOPS でしか印象は分からないが、52 (2060) vs. 614 (5060) ということで、ひとまず数値は圧倒的に違う。これが、実際の用途、たとえば Stable Diffusion 1.5 で画像を生成したときに、512 x 512 ピクセルの画像を何秒で出せるかという条件での比較となると、実際に試している個人のブログ記事などでしか推し量れない。
ともあれ、今年は RTX 50 番台を積んだマシンを購入するのは、つまりはマシンを買い替えるのは見合わせることにした。大きな理由としては、予定しているスペックで組むと予算を大きく上回り、値段がこなれてくる期待もないということ。そして、いまのところ Stable Diffusion を動かすために必要な PyTorch が古くて RTX 50 番台では動かないという問題があり、無理やりに動かしている人は Linux の仮想 OS で動かしているという中途半端なことになっている。あと、これまで仕事を自宅の Windows マシンでやっていたので、生成 AI も動かしていると故障率が上がるから買い替えを検討していたのだが、もう大半の業務は MacBook Pro でやっているので、Windows マシンは Stable Diffusion をぶん回していてもさほど怖くない。データも、マシンの HDD には Stable Diffusion を動かすシステムしか入れておらず、ドキュメントや画像は外付け HDD が2台と NAS に全く同じコピーを取っているので、さほど不安はない。Windows マシンが急にハード的な限界で故障しても、特に仕事ができなくなったりするようなことにはならないようにした(もちろん MacBook Pro が壊れる心配はあるが)。
なお、こういう比較を調べるときに「スコア」という数値を掲載しているサイトが非常に多いのだが、相対的な良し悪しの参考にはなるが、はっきり言って信用していない。理由として、僕自身が運用する環境を元にした比較ではないのでリアリティがないということ、たとえばどうでもいいゲームのポリゴンがどうとかいうスコアなんて、僕らには関係ないからだ。それに、サイトや比較する人物、いやそれどころか同じ人物の記事でも同じ条件で同じ計測ソフトを使っているわけでもないので、何の客観性もない。違う仕様のマシンで違う測定をしたスコアなんて、比較のしようがないからだ。場合によっては、メディアの記事なんて機材を借りたメーカーへの忖度で、いくらでもインチキ記事が書ける。それは、僕が神保町で雑誌の編集者をやっていた実体験としても分かる話だ。宣材をもらっているメーカーにとって不利なことは、はっきり言ってなかなか書けるものではない。よほどの大手出版社や報道機関ならともかく、大多数の出版社やメディアには無理がある。