Scribble at 2026-02-03 11:45:05 Last modified: 2026-02-04 07:56:26
奥付に記載する発行年の表記が、いまだに元号を使っているのは珍しい。もちろん、こんなことで「右傾化」うんぬんを語るつもりはないけれど、実務として元号は面倒臭い。若い人にとっては昭和何年なんて言われてもいつのことやら日本史みたいな話だろうし、僕らにしても平成何年と言われたって西暦で言えやとしか思わない。元号は確かに風流ではあるけれど、いまどき公の文書に使うものではあるまい。あれは、もはや「国家規模の趣味」と言っていい類のものだ。保守を任じている僕ですらこう言うのだから、実際にもそうだろう。
さて、本書は古墳時代を中心に馬の導入から普及を解説している本である。ここ最近になって、考古学として古代の馬飼育について扱う研究書が幾つか出ているのだけれど、正直なところ考古学や古代史の研究書は高額で手が出ない。図書館に置いてあるとも限らないわけなので、それらを咀嚼したうえで解説してくれる本書のような著作物はありがたい。もちろん、これは東大阪市の山畑古墳群のサイトを制作するための参考に読んでいる。