Scribble at 2026-02-03 14:39:50 Last modified: 2026-02-04 07:54:28

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おなじ「セイン」でも、セイン・カミュかと勘違いする人もいる人物なのだが、このデイヴィッド・セイン氏は僕よりも10歳ほど上の人物で、日本に来てから英語教育に長く携わっているという。僕も彼の『英語ライティングルールブック 正しく伝えるための文法・語法・句読法』の愛読者だ。しかし、ウィキペディアで眺めた彼の出版物の量を見ると、やはり YouTube で些末な話を小出しにしている人々と大差ないなという印象を受ける。

たとえばヴォキャブラリーについて言うと、アメリカにも語幹や由来を同じくする単語を集めて覚えやすく説明するといった、日本でも山のように売っている似たような本はあるのだが、古くから親しまれている定番というのがあって、日本でも洋書を扱っている書店には必ずと言って良いほど置いてある。それが、Norman Lewis の Word Power Made Easy だ。こういうものに比べると、何冊も手を変え品を変えて色々な編集方針や体裁で出版されている日本の英語教育に関連する書籍は、あたかも消費者で実験しているかのようである。ていうか、もう半世紀以上にわたって実験してることになるわけだが、いつになったら日本の語学出版社は実験を終えるのか(もちろん、こういうことは永続するとは言えるが、さしあたっての定番ができてもいいわけで、そういうものがぜんぜんないということは、日本の語学出版社の編集は無能揃いなのか、それとも決定版を出すと他のゴミみたいな本が売れなくなるから、わざとやってるのかのどちらかだ)。

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