Scribble at 2025-06-30 07:36:20 Last modified: 2025-06-30 07:36:46

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Sudden loss of key US satellite data could send hurricane forecasting back ‘decades’

NOAA(アメリカ海洋大気庁)がオープンで提供してきた「国防気象衛星プログラム(DMSP)」の衛生データが本日をもって提供を終えるそうだ。代替となる品質のデータは日本が運用しているようだが、移行作業に時間がかかるという。というか日本にも NOAA の代行をするつもりがあるのか不明だし、データの配布に要するサーバの帯域とか負荷対策とかに準備や予算があるのかどうかもわからない。

記事で書かれているように、これはイーロン・マスクの DOGE による予算削減や人員整理の影響とされており、トランプ政権あるいは後を引き継ぐ政権が現行の政策や方針を維持し引き継ぐ限り、こういう公共的な貢献という精神にもとづく施策は次々と縮減・後退・廃止されることだろう。それから、お気づきのとおり、これだけ広い範囲で具体的な予算や人員の削減が続いているにもかかわらず、アメリカでよくある公務員のストライキはぜんぜん起きていない(ただ、ストライキは一般住民へのサービスが停止することもあるので、住人からストライキへの反感が生じるから実行し辛いという事情があるはずだ)。そういうわけで、色々な行政部門や政府機関での影響が続いた結果として、上記のようなことも起きているのだろう。

自然災害が多い日本において、気象や海洋、火山などの観測データを高精度で豊富に集めることは、もともと多くの支持を得て行政府が行ってきた筈の施策であるから、それを安定した組織と予算と設備で公表することもまた期待されて良い。もともと日本の国土を運営するために使っている情報なのであるから、詳細な画像を軍事的な目的で転用することの是非は別の問題として、他国がデータを取得するかどうか、そしてどう利用するかは、ひとまず大きな問題としなくてもよいわけである。こういう活動については、すぐにネトウヨとかが「日本すげー」みたいなキャンペーンを張ろうとするし、「感謝せずに奪うだけの外人」に怒りをぶつけたりするわけだが、国内の研究者や事業者に対する公表に海外からのアクセスも加わるだけのことなのだから、粛々とやればよいのである。

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