Scribble at 2023-12-05 15:50:19 Last modified: 2023-12-05 15:52:56

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Windows XP ではマウスのポインタ(カーソル)の速度は、コントロール パネルの「マウス」を使って調節できる。「マウスのプロパティ」ウィンドウの「ポインタ オプション」タブの「速度」欄で「ポインタの速度を選択する」のスライダを「速く」の方(右)に動かせば速くなる。

Windows XP でマウス ポインタの加速を調節する方法

先日、ケーブルの撓りがきつくて腕が無意識に疲れているのではないかという推測のもとに、ワイヤレスのマウスを購入して使い始めた。けれど、どうも反応が悪いし、いちいちパワー・ダウンしてしまうせいで、動かすときに必ず何か余計なアクションを最初に入れないとマウスを使えないという仕様が困る。そして、どうやら Stable Diffusion で画像を生成しているような、マシンに大きな負荷がかかっているときは、まともに動かなくなる。これは有線のマウスでは起こらない挙動だ。いくらケーブルの撓りがなくなっても、こんなに挙動が不安定では逆に生産性が下がるし、そもそもポインタの動きに不正確さが伴うため、業務ではもちろん、他のクリティカルな用途(銀行のサイトなどで操作するとか)だと怖くて使えない。

本日は出社していたので会社の余ったマウス(どのみち退職者が使っていたパソコンの付属品なので廃棄する予定だ)を色々と見ていたら、なんだよ・・・マイクロソフト製の安いオプティカル・マウスのケーブルがいちばん柔らかいじゃないか。これで十分だ。ということで、いま会社から持ち帰って使っている。凄く柔らかいケーブルだし、オプティカル・マウスは日本なんていう小人集落のことなんて考えてない大きさで製造されているらしく、たまたま日本で生まれ育ったにすぎない僕にはしっくりくるサイズだ。

しかしながら、このオプティカル・マウスは速度の変更ができないため、改めて上で紹介したサイトで解説されている設定の調整で、ポインタの速さや加速度をレジストリで設定し直す必要がある。僕は、Mac のように加速するようなポインタの動きは好まないので、加速なしの設定にしてきた。そして、手首でマウスをスナップできる範囲で画面の端から端までポインタが動いてくれて、あまり大きく手首をスナップせずに済むような速度を好む。こんなわけで、会社でも自宅でも他の人が僕のマウスを使おうとすると、たいてい何もできない。彼女らにはポインタの動きが速すぎて、目当ての位置にポインタを静止させられないからだ。もちろん時間をかければなんとかなるようだが、たいていは数十秒ほど困惑した表情を浮かべて手を離してしまう。そうは言っても、上で紹介したページの「傾き16」とか「傾き32」ていどだ。いくら僕でも「傾き64」なんていう速度では扱えない。これは、e-sports のプロが特定の競技(ゲーム)で使うような設定ではあるまいか。僕自身が困惑するようなスピードの設定になっているパソコンにはお目にかかったことがないからだ。というか、業務に関して言えばポインタの速度を上げるなんてことには限界があろう。なぜなら、そんな速度にするようなパワー・ユーザであれば、そもそもマウスよりもキーボードのショートカットなどを駆使するようになるはずだからだ。これだけの速度にしてまでマウスを使うのは、僕のようにショートカットを殆ど覚える気がない変わり者のパワーユーザだけであろう。

それにしても、このページには20年近くもお世話になっている。タイトルのとおり Windows XP の設定なのだが、いまでも有効なのが素晴らしい。もちろん、それは Windows がいまでも同じ設定でマウスをコントロールしているからであり、マイクロソフトのエンジニアに対しても敬意を払うべきことである。

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