Scribble at 2025-10-18 12:55:12 Last modified: 2025-10-20 07:38:11

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Market reality check: Fancy design experiments like super-thin phones aren’t guaranteed hits anymore.

Samsung has reportedly nixed its thin phone plans slated for the Galaxy S26 Edge

Ryzen 7 + GeForce RTX 5060 Ti という構成なのに、かなり頻繁にスクリーンがブラック・アウトして困惑している河本です。生成 AI をぶん回してるわけでもないのに、msn のニューズ・サイトを Edge で読んでいるだけでも画面が明滅することがある。これは、大量の仕入れで安くできるからと、ドスパラが大型の広告を展開して販売しているモデルだったのだが、かなり初期不良があるんじゃなかろうか。生成 AI の専用マシンとして使っているから、たいていバッチ処理を開始したら半日くらいは放置したまま、KVM で別のパソコンへモニターの表示も含めて操作を切り替えているため、さほど実害はないにしても、やはりこれは業務には使えない。上場企業のサーバに TeraTerm でアクセスしてコマンドを叩いているときに、画面が数秒ほど真っ暗にでもなったら大事だ。

さて、このところ色々なモバイル・デバイスのメディアやブログ記事などで、薄型のスマートフォンは売れていないという話が持ちきりだ。iPhone Air が売れていないという話題だけでなく、SamSung の Galaxy S26 Edge という薄型モデルの開発が中止されたという報道など、メーカーの市場観察だと称する解釈によれば、上記のように薄型のモデルが売れるという期待はできなくなっているということらしい。

もちろん、単純に薄いというだけでは駄目だろう。僕も、実際に手に入れてから一ヶ月になる iPhone Air について思うのは、確かに薄い方の筐体だとは思うが、ここ最近の標準的なスマートフォンに比べていくらか薄いという程度の印象しかない。Apple がいつものように極端な形容で宣伝するほど劇的な薄さだとは思わない。それこそ、僕らが中学生の頃に使っていた名刺サイズの電卓くらいの薄さなら驚くと思うが、カメラの物理的な構造の限界やバッテリーの単位容積あたりの蓄電性能から言って、名刺サイズの電卓と同じ薄さというのは、あと50年が経過しても不可能なことだろうと思う。

それに、そもそもスマートフォンというか電話、あるいは手に持って使うコンピュータと言ってもいいだろうが、そういうデバイスがそこまで薄くならないといけない理由というものはないだろう。Apple がどのていど市場を正確に理解しているのかは知らないが、たとえば iPhone 13 mini のような古い機種でも多くの人々が使い続けているのは、薄さではなく軽さや扱いやすいサイズ(筐体を手にした位置のまま、親指だけで画面の端から端まで操作できる)なのだろう。いくら薄くても、6.5 インチというサイズは、身長 181 cm で、掌も(それから握力も)大きな僕ですらスクリーンの上部 40% くらいは、本体を手にした位置のままでは届かない。だからこそ、昨年の iOS のアップデートでホーム画面のアイコンを好きな位置(つまり指が届く下部)へ置けるようになったのを、素晴らしい改善だと Apple の開発チームを称賛したのである。

ということで、もちろん上のような市況解説に乗じて iPhone Air を貶しているような記事を読むのは不愉快なのだが、しかしプロダクト・マネジメントの一部にもあたるマーケティングという観点では、iPhone Air が売れていないという現状は理解できる。もっとも、それでも Apple がテコ入れして設計・製造したモデルであるから、いま述べたような問題はあるし、既に先月の落書きで述べたとおりサウンドは予想外に低劣なのだが、おおむね満足できるデバイスだと思う。

なお、この件を Gemini に尋ねてみると、iPhone Air が売れていない理由として、(1) バッテリーの容量が不足する、(2) カメラやスピーカーの性能が劣る、(3) 薄さにだけそこまでお金は出せない、という説明になるようだ。(1) は使い方次第だと思うので、以前も書いたと思うが、大した問題ではない。実際、僕のようにスマートフォンでゲームもしないし動画も観ない人間なら、おおよそ2日は十分に使えるからだ。そして、(2) は確かにカメラやサウンドにこだわりがあってスマートフォンを使っている人なら、薄さよりも優先するポイントであろう。でも、そんな人は iPhone 17 Pro を最初から使っているはずだ。なので、市場の動向としては Apple も予測しているはずであり、彼らが iPhone Air を買うとは思っていないだろう。なので、(3) のように、薄くてもサイズが大きすぎるし、実は大して軽いわけでもない iPhone Air は、mini とか SE を使っていたユーザが乗り換えるだけの製品ではなかったということなのかもしれない。おまけに最低スペックでも15万円するのだから、なおさらだろう。

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