Scribble at 2023-11-14 20:19:43 Last modified: 2023-11-14 20:21:31
2018年の本だから、もうヴァージョンとしてはかなり古い。恐らく細かいところは参考にならないと思うのだが、Node.js というランタイム環境の利点は、他にも3冊ほど眺めてみたけれど、これが最も説得力があった。なにせ、"blocking vs. non-blocking" という対比だけで50ページ近くを使って丁寧に解説しているのだから、いかにもアメリカの入門書という気がする。
こうした大部の本を、「3ページでノーベル賞」みたいな妄想からか、日本には冗漫と評価する人は多いけれど、十分な量で説明されたほうが色々な観点や脈絡から一つのポイントを理解できるという強みがある。要するに長文の、英語どころか日本語の文章を読む気力も言語能力もない人間がシステム開発に携わるのは、本当は危険極まりないわけで、コーダのようなサル仕事ならともかく、プログラマやアーキテクトの仕事は自称理系のお猿さんには務まらないということが分かっていないのである。まぁ、経験も知恵もない人には無理な相談だ。