Scribble at 2025-03-20 21:28:34 Last modified: 2025-03-20 21:52:44
KUSANAGI サーバの WordPress って、KUSANAGI がホストしているキャッシュのおかげでサイトの CMS を管理してるだけなら気づきにくいのだけど、ウェブ・サーバを管理していると mariadb のプロセスが馬鹿みたいにメモリを食い散らしていて、毎度のことながら頭を抱える。大してアクセスのないサイトでも、運用しているうちにメモリ使用率がどんどん上がってきて、やがてデータベースだけで7割のメモリを食い荒らすようになる。
MariaDB って in-memory database としての運用方法だと確かに速いのだが、もし KUSANAGI のスピードがそういう仕様によって実現しているなら、それは最初に仕様としてそうなってると教えてもらわないと、トレード・オフであることを納得できない。それに、ぶっちゃけ KUSANAGI の管理ツールである kusanagi コマンドって、どれくらい運用上の融通が利くのか、いまいちオンラインのドキュメントではわからないことが多いんだよね。データベースについてはアップグレード以外の操作がまるで出来ないような書き方だし。かといって、標準的な MariaDB の制御コマンドを使うと、KUSANAGI で設定している内容と衝突する可能性があるから下手に触れない。これではまるで素人専用の UNIX である macOS を使っているのと変わらない。ブラックボックスである。
もちろん、メモリを消費する原因が WordPress に後から追加しているプラグインのせいかもしれないとは言え、これまでにこんなメモリを食い荒らすプラグインがあったとは聞いていないし、それにプラグインがデータベースのメモリを大量に消費するなんて話も聞いたことがない。
ともかく、仕方ないので明日の早朝にクラウドのインスタンスをスケール・アップする予定だ。メモリを 8 GB ていどに増やして様子を見るのだが、これからどんどんアクセスが上がってくる可能性があるので、そちらは CDN を使うとして、mariadb のメモリ消費についてはこれからも注意しておかないといけない。