Scribble at 2024-07-08 09:35:23 Last modified: 2024-07-09 09:15:07
東京都知事選で立憲民主党の全面支援を受けた蓮舫氏が大敗し、次期衆院選での政権交代に向けた弾みとしたかった立民にとっては大きな誤算となった。立民内では、共産党との「共闘」路線が無党派層離れを招いたことを敗因に挙げる声が広がっており、次期衆院選での野党連携の構図に影響を与えそうだ。
国家規模と言ってもいい予算をもつ巨大自治体の首長を選ぶのに、たかだか二週間というのもどうかと思うのだけれど、とにかく他府県の話題でもあるから何をどう訴えたりしているのか、報道で少し伝えられている他には判断のしようがない。ただ、「小池百合子 vs. 蓮舫」という構図だったのに、蓋を開けてみると胡散臭いニーチャンが蓮舫氏よりも得票していたというのが、いかにも奇妙な印象を受ける。
この石丸という人物は、なんでも「知事になれば都の公式チャンネルの登録者数が増え、広告収入の増額分で『都知事の年収分くらい稼げるんじゃないか』とし、自身が当選すれば『実質ゼロ円都知事』が誕生するとPRした」などと言っているようだが(『東京新聞』)、冷静に考えたらおかしいだろう? YouTube という私企業のサービスに地方自治体が依存するって話だよ。Google に東京都の財政を左右されかねないわけで、要するにこんな電通マンでも恥ずかしくて企画書に書かないような話を、ネット・ユーザなんていう、しょせんは通信ネットワークの知識もプログラミングのスキルもない、オンライン・サービスのヘビー・ユーザにすぎないテクノロジーの寄生虫みたいな連中にウケるってだけの理由で口走ってるような人物に投票するとか、何年か前に佐賀県の武雄市にいたキチガイ市長に投票したような手合と同じレベルってことだよ。いくら東京都民の大半が半世紀前から続々と上京してきた田舎者の子孫だとはいえ、ありえないね。それにネットで話題っていうけど、その X とかで騒いでた若い連中を名乗るアカウントの利用者が、果たして本当に将来の東京都を担う住人かってことは、少し検証してみてもいいんじゃなかろうか。
僕は、この石丸という人物は N 党とか、あるいは選挙妨害で捕まってるクズみたいな連中と同じで、浮動票層をオンライン・マーケティングで動かせると思った人々の一人なんだよね。公約なんて、たとえば都知事になって地方の衰退を止めるとか意味不明なことを言ってるし、殆ど素人レベルのことしか言ってない。広島にある自治体の市長だった当時は、中国新聞の記者を会見でえんえんと非難したり、市議会では罵詈雑言を他の議員に浴びせてたらしいんだけど、まるで古い政治家を論破しているかのような動画に都合よく編集してアップしたりと、もともと「ネット戦略」というインチキ広告を色々とやってきたわけだ。言ってみれば自然発生の大阪維新みたいな人物なんだろう(そして、この石丸が辞職した後に実施された安芸高田市の市長選挙では、石丸氏の市政運営に反対の人物が市長に当選している)。こんなのを東京都知事にしてまともな運営ができるわけないんだけど、東京都民というのはこんな泡沫候補にすら投票してしまうようになったのか。もちろん、蓮舫氏でも議会がついてこないと思うので難しいと思うので、現状では小池氏しか選択肢がないというのは残念なことではあるけれど、だからといって小池氏への反対票をマーケティング屋みたいなやつに入れちゃうというのは、情けない。