Scribble at 2022-08-15 14:27:58 Last modified: unmodified

このたび某社の案件に関連して Office 365 を安く借りて稼働試験もしていた SharePoint との接続試験は、結局のところクライアントが指定したシステムを使うことで決着したようだ。なので、こちらから SharePoint に接続するようなシステムを組む機会は、たぶん将来もないだろうと判断して、Office 365 を安く使うために、或る種の抱き合わせで契約していた GMO のレンタル・サーバは、さきほど解約した。とはいえ、これで Office 365 の色々なウェブ・アプリケーションに対する API 接続の手順は、実際にアクセス・キーをリクエストして API から払い出されるようなところまで確認できたから、値段なりの効用はあったと思う。

もっとも、それが現実にどのていど金になるかどうかは分からない。出来合いの API、そして出来合いのオンライン・サービスなどを組み合わせたら、昨今の "serverless" な環境という体裁で仕事の多くは完結する。実際、僕が昨年に AWS でサーバを構築した際も、ec2-user（AWS で EC2 や Light sail などの計算リソースにアクセスするときのディフォールトのアカウント）としてターミナルから入ってやった作業と言えば、最初に httpd や PHP をインストールするところまでだ。あとはプログラムの開発・実装を外注に投げてしまえば終わりである。サーバの監視や運用どころかユーザとして追加する機能だって JavaScript ベースの開発が、すべて AWS の管理画面からできてしまう。