Scribble at 2022-05-30 08:14:30 Last modified: 2022-05-30 10:46:15

会社で研修に使う動画を作る機会が増えているのだけれど、NVIDIA GeForce Experience のデスクトップ・キャプチャー・ツール(ShadowPlay)で Edge が表示する Keynote on iCloud を録画すると、スライドを全くキャプチャーしないことがあって、徒労感を覚えることが多い。ビットレートを下げたり、fps を小さくしたり、色々と設定を変えたらキャプチャーできるようになったりするのだが、とにかく安定しない。かといって他の無償・有償で公開されているツールにしても、ちゃんとキャプチャーできるかどうか不明なものも多くて、そもそも一つずつインストールして使ってみるなんて暇はない。NVIDIA は先行投資の機会学習システムでのプロモーションばかり話題となっているが、こういう機能を堅実に作って提供することもブランドにとって馬鹿にできないインパクトがあるということを学んでほしい。正直、あんまり信頼できないと、AMD のマシンは Radeon との相性のほうがいいとも言われているわけだし、次のマシンは Radeon を積んだモデルに変更しちゃうよ。要はエンド・ユーザなんて、必要な結果が出せるように安定して使えたらいいわけだし。

かといって、MacBook Pro のキャプチャー・ツールは画面しかキャプチャーできないから、後でアフレコしないといけないという死ぬほど面倒臭い作業が必要になるし、録画するときの品質も全く設定を変えられない。神の設定した内容で使えということなのだろう。UNIX でありながら、その精神を完全に否定する「奇形」と言うべきだ。たぶん、macOS を喜んで使ってるシャレオツな文化左翼とかは「脱構築」とか言うんだろうなぁ。

なんにせよ、NVIDIA GeForce RTX 2060 と Ryzen 5 を積んだマシンで、480p + 30fps なんていう、3G 世代の10年前のスマートフォンで録画してたようなスペックに落としてキャプチャーしても、右下に表示されるカメラで撮影した僕自身の姿がコマ送りになってしまったり、頻繁に録画が止まってしまう。もちろん普段はハイスペックを要求されるオンライン・ゲームも最高画質でプレイできているから、ビデオ・ボードが故障しているわけではないだろう。この Experience というツールの録画機能が酷過ぎるのだ。いくら先進的な機械学習のプロセッサに莫大な投資をしていようと、こういう多くの人が実際に必要で使っているツールのパフォーマンスが悪くては企業として信用に値しない。

ああ、あと Windows 11 に最初から入ってる「XBOX Game Bar」ってやつも、なんにもキャプチャーできない(ボタンがそもそも有効にならない)。あらゆるパーミッションやアクセス条件を緩和して、セキュリティを考えたらノーガードに近い設定にしてすら、何の機能も使えないのだから、これもこれでガラクタの一つだ。そもそも起動するのに Windows キーが必須とか馬鹿じゃないの? 世の中の多くのユーザは Windows キーなんてないキーボードを使ってるのに。

とりあえず、いまのところはパソコンを再起動したり、ブラウザの「ハードウェア・アクセラレータ」の設定を無効にしたりと、いろいろやってやっとキャプチャーできることもあるが、不安定なのは変わらない。スマートフォンで撮影したほうがマシなんじゃないかとすら思う。

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