Scribble at 2024-11-17 10:19:47 Last modified: 2024-11-18 19:52:20
HIKAKIN ら有名な YouTuber が所属している「うーむ(UUUM)」という会社が上場廃止となったようだ。もちろん、企業が会社を上場する(株式の売買を証券市場に委ねることでもある)のは多くの資金を集めるためであり、株を購入する投資家は資金を提供する代わりに配当を期待する。ただし、配当は必ず株主へもたらされるわけではないし、その割合も決まっていないので、多くの上場企業では業績に応じて無配当ということがある。そして、このウームは無配当を続けたまま上場廃止となるため、投資家は一度も配当を受けずに株を購入した投資金だけ吸い取られたことになる。
もちろんだが、計画的にこういうことをやり、そしてなおかつ集めた資金がヤクザや政治家に渡ったり、あるいは経営陣の別会社を資金的に救済するために使われたり、ましてや社長が赤坂のキャバ嬢にマンションを買うために使ったりすると(これを単なるエロだと思っている人も多いが、実際には不動産屋と組んで数倍の金額で購入してから差額がヤクザに流れたりしていることもある)、当たり前だが特別背任なり詐欺罪になったりする。
で、上のような指摘があるように、そもそも YouTuber といった人々は個人としての力量なりスキルでオーディエンスを集めて、プラットフォームのサービスを使って投げ銭を集めたりしていたのが、いつしかビジネスとなってしまったり、あるいは既存のプロダクションに拾われたりして、クリエイターにとっての或る種の登竜門のようになってしまっている。でも、最初からメジャー志向であればともかく、自分でパフォーマンスした成果だけで多くの人に観てもらったり、ついでに募金してもらったりするくらいのことで、なんで企業活動として成立し、上場までできてしまうのか。結局は、そういう多くのクリエイターやパフォーマーというのは、どれほどお金を集めていても納税意識がなかったり、ビジネスとしての実務を知らなかったり興味もない、でも小遣い銭がほしいという、要するに子供なのである。したがって、こうした企業が、多くの無知で未熟で幼稚で、なんなら歌やゲームやイラストやお喋りは上手いが基本的に馬鹿な連中をマネジメントしようという動機として、もちろんマネジメント業そのものに熱意があるという人もいるとは思うが、結局のところは人材派遣業や求人情報会社などと同じく、「人買い」あるいは「人足屋」という中間搾取として簡単に儲けようという発想があるとしか思えないんだよね。
いま「馬鹿な連中」と書いたが、もちろんオンラインで単独に活動しているイラストレーターやアイドルや声優や歌手は、それぞれやりたいことをやっているだけの純朴な人も多いことだろう。広告料とは言っても小遣い銭ていどの感覚でしかなく、ビジネスとか納税とか、そういうことを軽視しているからといって、ただちに彼らの無知や無関心を非難するだけでは不十分である。まぁ、こういう中抜きのビジネスをあからさまに批判するというのは、メディアの多くが広告代理店や芸能プロダクションや出版社とのもたれ合いで成り立っているようなものなので、なかなか難しいものはある。なんなら、イベントや興行関連だとヤクザと繋がってる会社も多いわけなので、余計に取り上げるのは難しい。
でも、パフォーマンスを広めたり集金するだけではなく、本来は学校で教えていない情報や知識を得るチャンスがウェブのコンテンツにはあるのだとすれば、歌手や漫画家が青色申告の勉強をしたっていいじゃないかと思うんだよね。俺は、個人的にはそういうパフォーマーの方が格好いいと思うんだけどね。